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2015年02月16日21:21

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ブンブンサテライツ

 先週、福山の又従姉妹からDVDと手紙が届いた。1カ月ほど前に「お父ちゃんの写真が入ったDVDがあるんよ。見てくれる?」と電話があったので「喜んで……」と応えた。まあまもなく一周忌を迎える爺さんをなつかしく思い出してみよう。
 礼状を書いておこうと思いながら悪い癖で一日延ばしにしていたのだが、今日くらいがサボタージュの限度。昼前、外付けハードディスクに保存している写真ファイルから爺さんの画像を7枚ほど選りすぐって、プリントアウトした。印刷してみるとイマイチ発色が悪かったりレイアウトを変更したかったりで、結局、1時間近く費やした。手書きではなくパソコンで手紙を書き添え、郵便局へ投函しに行った。
 封筒には82円切手を貼っておいたのだが、これで足りるかな? 微妙な重さなので窓口で料金を訊いたら92円だったので、差額10円を支払う。ポストに投函しないでよかった。
 爺さんを偲ぶと、心が弛んだ。彼が優しい人柄であったこと、父が亡くなる以前から私とは疎遠な関係だったのに「会いたい」と申し出てくれたこと。私には珍しくひとつの部屋で語り明かしながら眠ったこと。ときどき近況を報せるはがきを交わし合ったこと。
 年齢的には(うちの血筋からすれば)大往生なので、哀しみはほとんどない。亡くなるまでの5年、交流が出来たことに対して深く感謝したい(感謝すべき対象者が爺さんなのか神様なのか、わからない)。
 
 月曜日の夕刊は音楽特集だ。クラシックからロックまで、いろんなジャンルが取り扱われている。昔から音楽誌を読む習慣がないので、音楽好きには「常識」のことでも知らないことばっかだ。
 インタビュー欄には、イタリアロック界きってのスター、リガブーエの来日記念インタビューが載っていた。本人の写真も掲載されていたのだが、いかした中年(初老)だ。1960年生まれということだから54歳か。
「音楽は不思議な道具。政治や経済を直接変えることはできないけれど、人の成熟をうながしたり、ものの見方を変えたり、結果として社会を変える効果を持つかもしれないから」
 かっこいい。音楽を映画や小説に置き換えても意味は通じる。
 今月の「国内ポピュラー」欄で、ブンブンサテライツの「SHINE LIKE S BILLION SUNS」というアルバムが紹介されていた。以下、紹介ネームを全部引用。
「躍動的な前半から内省的な後半へと滑らかに引き込む、海外でも定評の2人組の9作目。4度目の脳腫瘍手術を乗り越えた川島道行の緊張感のある歌と、中野雅之が作り出す緻密なデジタルサウンドが紡ぎ出す、命を巡るドラマチックな物語が圧巻だ。」
 私、ブンブンサテライツというユニット自体、知らなかった。ウィキで調べたら95年にデビューしている。紹介記事を読んでいても、自分の嗜好にぴったりのグループなんだけど。
 YouTubeで「SHINE LIKE S BILLION SUNS」アルバムに入っている「A HUNDRED SUNS」という曲を聴いて、なんだこれ、ニッポンなのか、と驚く。私にあって、ど・ストライクだ。参りました。


 
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