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2014年11月29日00:22

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「花宵道中」@テアトル新宿

安達さんのフルヌードや再婚発表でだいぶ宣伝になったであろうこの作品。子役時代の活躍をリアルタイムで観ていたので、なんだか時の流れを感じるわぁ〜。調べたら「家なき子」TVは20年前だって目

江戸末期の新吉原。幼い頃に母親の虐待を受けた辛い過去を持つ朝霧(安達祐実)は、7歳の時に母親が亡くなると遊郭にある"山田屋"に引き取られて遊女となる。やがて朝霧は心を固く閉ざして客を取り続け、いつしか山田屋一の人気女郎へと成長していく。朝霧の年季明けまであと一年と迫った天保8年(1837年)、吉原が大火に見舞われ、女郎たちは吉原の外の仮宅での営業を許されたことで小さな自由を味わう。ある日、妹分の八津(小篠恵奈)に誘われ、八幡様の縁日を訪れる朝霧。そこで染物職人の半次郎(淵上泰史)と出会い、生まれて初めての恋に落ちる。女郎にとって恋愛が御法度なことは百も承知の朝霧だったが…。

あらすじからすると、まあ遊郭の女を描いた作品としてはよくありそうなストーリー。だけど、第5回女による女のためのR-18文学賞で大賞・読者賞をW受賞した宮木あや子の同名小説本が原作なので、官能シーンも結構な尺をさいていてドキドキハート達(複数ハート)美しいっていうより、結構生々しかったなぁ。

最近ドラマのゲスト出演などで何度か観て、やっぱうまいわぁ〜目がハートと感心していた安達さん。今回も女郎の切なさと初めて恋に落ちた喜びや戸惑い、それによって背負う過酷な運命を表現豊かに演じていてさすがぴかぴか(新しい)顔は相変わらずの幼顔だけれど、女性としては結婚→出産→離婚→再婚と諸々経験してきているから、滲み出るものがあるのかもね。濃厚な濡れ場もがっつりやっていて、女優魂を感じた。

朝霧の相手役の淵上さん。去年「ぼっちゃん」映画という映画の最終日の上映後に思いがけず監督と出演者の挨拶で登壇されて、あらかっこいいハートと覚えていたんだけど、このところ露出がメキメキ増えてきて嬉しい。「昼顔」の吉瀬さんの不倫相手で本気になっちゃう役、「ファーストクラス」の夏木マリさんのバカ(を装っている)息子役と言えばわかるかしら?半次郎は男前で朝霧への一途さがいじらしくて素敵だった。今後ますます活躍しそう〜。

朝霧と半次郎の運命を狂わす役回りの津田寛治さん。なんかこういう下衆な役が多くないexclamation & questionいやらしく、ねちっこく見事なハマリっぷりだったけどウインク男優さんでもイメージもあるし、激しい濡れ場はNGとかあるみたいなので、オファーが偏るのかもexclamation & question

山田屋の女将役が友近さんだったんだけど、散々吉原風のコントとか見てるから、思わずニヤニヤしちゃった。似合ってるけど、日頃ネタにしてるような役で使うのはどうだろう考えてる顔コメディ作品ならもちろん全然アリだけどさ。やっぱり一瞬気が逸れちゃうから。

母親が死んで路頭に迷っていた朝霧を山田屋に連れてきた遊女の霧里役の高岡早紀さん。まあ、艶やかで美しいことexclamation ×2花魁道中のシーンは女の私から見てもうっとり。遊女なら一度はやってみたいと憧れるという話に説得力を持たせていた。

安達さんは子役時代の強烈なイメージと変わらないルックスもあり、そこから脱却するのに色々と悩んだりチャレンジしたりしているのかな、と勝手に想像してるんだけど、演技の確かさは間違いないexclamation ×2人気遊女として客を手玉に取るしたたかさとウブで初恋に一喜一憂するという相反する面を成立させていて、それだけで観る価値ありでしょうぴかぴか(新しい)
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