こぼれあふれる一日

カレーを作ろうと玉ねぎをみじん切りにし始めたら、包丁を研いだから良く切れるのに、涙があふれてとまりません
じっくり炒めてましたら、なんだかしゃもじで忙しく鍋の玉ねぎを掻きまわしてるのに手持無沙汰になり、押し入れのワインを出してあげて、ひっそりと友にすることにしました。
うん？
２０１３のヌーボー
なんかの間違いでしょうなあ
ついでにBGMを流したくなり図書館で借りて来たばかりのアンドレ・ギャニオンの「夕暮れから」なんてCDを・・・
新着の棚にあった聞き覚えのある名前の外人さんのCDでしたんで借りたんですが、じつに玉ねぎをじっくり炒めるのにふさわしいピアノソロのアルバムでした。
露天風呂にもピッタリですなあ



なんとも、今日は遅くなるからカレーでいいよう、ってヨメはんのお達しにより、お誕生日の夕食用にカレーでございまして、情けなさに涙がこぼれそうになり、つうっとワイングラスに手を伸ばしたら、ヨメがいつものようにテーブルに乱雑に読みっぱなしにしてあります新聞紙と飲みっぱなしにしてあるコップにひっかかり、グラスが・・・
うわ、テーブルクロスが！
床が！！
と、拭き終ったとたんにヨメが帰ってきまして、あら、こぼしたのお〜なんてのんきにのたまわり、憮然として口もきけないところに、「わあ〜」なんて叫び声が

トイレが水浸しになってるっていうじゃありませんか

水洗タンクに金魚のガラス細工を三つ買ってきて置いてたのが穴をふさいで水があふれたって騒いでます。
可愛いものが仇をなすって、たしかにありますから、今はただただ夕食の準備を推し進めるのみであります。

もう、今日は出だしからヨメといさかい、いや、たんに僕が傷ついただけなんですが、お昼ごはん代と買物代おくれ！って云ったら、あら、昨日パチンコで勝ったのもうないの・・・、ですもんねえ
うな重の竹、３２００円×２、肝焼き、骨せんべい、ビールで８千なんぼも払ったからあるわけないじゃん！
そしたら、しぶしぶ２０００円出しましたんで、ケチ！って思わずいいましたよう。
そしたら、夕飯、カレーなんだから足りるでしょう〜
僕「ああ、夢も希望もないや・・・」
ヨメ「毎月の入ってくるもんきまってるんだからねえ〜
前に比べたら・・・」
ぜいたくさせてあげてるじゃない、ってたぶんいいたかったみたいですなあ。

はあ、身から出た錆とはいえ、やだやだ

で、勢いで午前中に１６０００歩以上歩きましたから、夫婦げんか（ワシの一方的な）も健康にいいような、ストレスで呑みすぎちゃうから悪いような(笑)

みんなからお誕生日のお祝いメッセージをたくさんいただきまして、お返しするのも楽しく、あっというまにしやわせに午後が過ぎ、さて、問題のカレーでも簡単に・・・できないのが悪いくせで、ついつい時間をかけ、じゆんたろはんからいただいた「シモコシ」なんて貴重なキノコもおいしく食べさせてあげたいし・・・
ああ、なみだとためいきのこぼれあふれる誕生日でした

シモコシは、あらかじめ胡麻油で焼いてレンジでチンしておいた葱と里芋を用意しまして、フライパンでそっと焼いてお酒で一緒にイイ子いい子してあげましたから、もう、あっというまにサラダとカレーと共にヨメはんのお腹に(笑)

しばらくして、ようやく食欲がでましたんで酒をよしてもそもそカレーを食べ始めたら、あら、食べてなかったのう〜ってお言葉をかけていただきましたよう、やんごとなき次元の違うお方と暮らすのって、これでなかなか大変な４６年でございました。
ちゃう、３６年じゃん、でもプラス６年だから、まあそんなもんですなあ・・・

今朝の散歩では、急に秋色が濃くなったのに気付きました。

寒暖の差が激しい毎日です。

どうかご自愛ください。

ありがとね