過去に経験のない猛暑の中、お墓参りに行かれる方も多いと思います。
亡くなった父や母、若くして先立たれた兄弟もいるでしょうね。
あの世で会えるのでしょうか?
私はいつも感じているので会えると思っています。
可愛がったペットもです。
この世とあの世は『連続』していると言う考えがあります。
繋がっているので再会できると。
だから、悲しむとか無理やり忘れるとかでなく、また会えるのを楽しみに過ごしましょう。
また、この時期に思い出すのは聖徳太子の遺言です。
『この世はいつわりと仮なるものであり、仏の教えのみが真実である。』
という意味の言葉です。
仏の教えとは、人間の本質に目覚めよと言うことのようです。
人間の本質を説く時『四人の妻』というお釈迦様の説教を紹介します。
四人の妻を持つ商人がいました。
第一の妻は
いつもそばにおいて可愛がっていました。
第二の妻は
絶世の美女で他人と争って奪って来ました。
第三の妻は
時々会うとほっとします。
第四の妻は
働き者でいつもほこりにまみれ、いるのを忘れてしまいます。
ある時商人は長い旅にでることになりました。
寂しいので一人連れて行く事にしました。
それは誰でしょうか?
第一の妻は一緒に行く分けにはいかない。
第二の妻はあなたが好きな分けではないし、義理もない。
第三の妻は行きたいけど無理なので、せめて町の外まで送ります。
第四の妻はどこまでもついて行きます。
さあここで人間の本質を説いています。
商人はあなた自身。
長い旅とは死出の旅路。
第一の妻とは肉体
第二の妻とは争って奪った財産。
第三の妻とは親族。
第四の妻とはあなたの心です。
心はいつも欲という煩悩のほこりにまみれています。
しかし、あの世までついて来てくれるものです。
だから、たまには心を浄める努力が必要ですね。
あの世までついてきてくれるのですから。
心浄
合掌。
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