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2013年05月12日15:30

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繭月通り物語・序 後書き

四ツ辻
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繭月通りの殺人
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まよいが
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 昨年、コミュなども立てて用意してた『繭月通り物語』第一作をお送りします。基本的にはジャンルは関係なく、繭月通りと言う名称を使い、更にその通りには、一生に一度しか訪れる事が出来ない、という基本ルールだけを守って書いた3篇です。
 『四ツ辻』は象徴的なオブジェや事象が羅列され、それを少女の主観と感覚をなぞって語られていく物語としては非常にとりとめのないシンボリックなものです。そのいずれも”日本の古い型のまじない”の隠喩をなぞっていて、連作の序章としての、私に必要な通過儀礼の意味合いもあります。
 『繭月通りの殺人』は、推理小説のプロットと手法を使った作品に見えますが、非常に脆く危い足場の上での推理劇でありまして、余白を埋めるために読者の皆様に第二の物語を抱かせる、というボルヘスの短篇の様な構造を目指して書いてみました。
 『まよいが』は3作の中でも最もスタンダードでよく馴染んだ話かと思われます。タイトルの通りに『浦島太郎』『大きいつづらと小さいつづら』『注文の多い料理店』の様な異界に入り込むタイプのお話を、史実を交えて語ったものです。

 纏まった短篇のネタは今回で一旦完結です。単発は幾らかあるのですが、数本の連作になったら順次書いて行こうと思っています。

 これから暫く「名作、有名作品コラム」を何本か書こうと思っています!
 準備しているものもありますが、何か書評を読みたいというリクエストがありましたら、本屋で探して書いてみますよ!
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