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2013年04月17日23:38

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四都物語(4)

やはり関西の旅の醍醐味のひとつは、町の銭湯につかり、異文化を肌で感じることにあります。
大阪の銭湯はもう実用本位一点張りなんですが、そこはそれ、関東モンを驚かせるに充分なのです。
洗い場の壁の高い所にも鏡があって、何でかなと疑問に思いながら体を洗ってたら、オッチャンがいきなり立って堂々とすっぽんぽんでヒゲを剃り始めたじゃないですか!
ううむと唸りました。
浴場の真ん中に楕円形の立派な石の湯船があり、四方風呂とか云うらしいのですが、周りにもグルッと石の段があって、そこに座って爺さんが湯桶でザブザブ湯船から湯を汲んで体に掛けてますねえ…
おおっと、そのままシャボンを使って体を洗い始めたから、湯船に泡がポンポン飛んでます。
で、また桶で湯を汲んでハゲ頭からザバッ!
明治・大正・昭和と続いてきた大阪の銭湯の伝統を守ってる、のかな?
幸いにもホテルの直ぐ裏に「上六(うえろく)温泉」って銭湯がありましたんで、明日のハードスケジュールに備えてひとっ風呂浴び、驚きながらもさっぱりしました。
あ、「〇〇温泉」といっても、こちらで云う「温泉」とはちがい、普通の銭湯の名前にも「温泉」を付ける習わしのようですから、湯船のお湯がただのお湯でも怒っちゃいけませんよ。
よく浸かってると、浪花文化が染み込んできますからね。

宿直明けで疲れてた筈なのに、ホテルの入口にあるコンビニで買った焼酎をお湯割りでちびちびやりながら、無事に大阪に来れた嬉しさをシミジミ噛みしめてたら、なかなか寝つけなくなりました。
う〜む、そうかそうか、杞憂に終わったか、前向きに生きてけば何とかなるもんだねえ…
ん?ヨメはんは…
ありゃ、もう寝ちゃってますねい、彼女の平常心にはしばしば驚かされます。
あ、彼女のご両親は高松と神戸の出身だから、関西には馴れっこかあ、彼女には関西の揺るぎない血脈が流れてるんですなあ。

三宮の駅にいつもの“阪急電車”ではなく、初めて“阪神”で来ました。

地下駅なんで戸惑いましたが、何とか地上に上がり、一回方角を間違えそうになりましたが、きらびやかな繁華街やお洒落な街並みには目もくれず、生田神社の脇の道をてくてく上がって大通りを渡り、すぐ左の細い路地裏にある、小さな中華料理店、「鴻華園」に真っ直ぐ入ってしまうなんて、ひと昔前のロマンチックな僕らだったら考えられない事でした。

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蒸した春巻やら、ミル貝の炒めもの、ベトナム風焼きビーフンに焼飯を、孫悟空に見守られながらベトナムの缶ビールでいただきました。

去年に引き続き、変わらずに美味しい越南(ベトナム)風中華料理を食べられて、しやわせ限りなし、でしたハート達(複数ハート)

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駅への帰り道は、ちゃんと生田神社を抜けて目の保養をいたしまして、ヨメはんの“女優の※※がここで結婚式をあげたんだよ”なんて、彼女にしては珍しい女性週刊誌ネタを聞きました。(※※さんて、名前を度忘れしたけど、月にあう〜、なんて大資本の日本酒のCMに出てましたよ。)

それから直ぐに、ヨメはんの友人が出品してる植物画の展覧会にちょっこし寄り道して、神戸新開地の居酒屋「八喜為」で午後2時から始まる宴会に向かっただなんて、去年の祇園祭ツアーを経験した僕らですら予想出来なかったなりゆきの珍事です。
それも「れもん」さんと仰る初対面の女性を交えてだなんていうんですから、我ながら呆れたもんです。
一体全体、初めての女性と、マイミクのアルファ師匠、黒ちゃん、ワシら夫婦なんて組み合わせで、それも神戸新開地なんて、調べれば調べるほどDEEPな町の、昼から営業してる居酒屋で盛り上がれるもんなんでしょうかexclamation & question
ま、一時間ほどでワシら夫婦はサヨナラして、甲子園のアルプススタンドに上がり、我が母校の応援に声を枯らさなければなりませんから、後は彼女をよろしくねい〜の心積もりだったのですよ。
生まれて初めて神戸新開地の地下駅に降り立ち、適当な出口から地上に上がりましたら、れもんさんからのメッセージが届いてました。
「今、はきだめ前です。グレーのコートでするんるん」って…
あろうことか、店の前でおち会う筈のアルファ師匠も、武生からか京都からか駆けつけてくる黒ちゃんも、遅れるってメールを送ってきてます。
はて?
八喜為って何処にあるんだろ?
れもんさんって、どんな女性なんだろ?

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それが、ようやくと、感動の、超満員のアルプススタンドに座り、スコアボードを見れば既に6回の表で、隣には、れもんさんやヨメはんが座ってて、アルファ師匠も黒ちゃんも居るんですから驚くぢゃありませんか!
そう、4時に甲子園に到着するはずが、「八喜為」を出たのが4時でしたもん。
料理も酒も誠にケッコウでしたが、まさに、れもんさんが“八喜為(はきだめ)に鶴”でございました。
お店の前で初めてお会いした時は、えっ、だいじょぶかいなあ〜って思うくらいエレガントな女性だったので、もう逃げられてたまるかいなと、挨拶もそこそこにさっさと先陣を切って中に入り、2階の座敷に座って乾杯に持ち込むまではヒヤヒヤしましたもん。
ま、飲み始めたらみごとに宝塚の男役さんに変身〜。。。
連夜の送別会でへとへとなアルファ師匠や、遠路はるばる駆けつけてくれた黒ちゃんを巻き込んで、愉快に豪快に飲むは飲むは…
小生も負けずにドンチャン(^^)/▽☆▽\(^^)

呆れた顔のヨメはんを尻目に盛り上がる一方で、もう離れがたい仲(《マブダチ》って、昨夜、れもんさんから言われましたハート達(複数ハート))となり、気がつきゃ午後の4時(笑)

こうなりゃ皆でアルプススタンドに討ち入りするしかないじゃないですかexclamation ×2

で、アルプススタンドで感動に酔い痴れて、ブラスバンドの女子高生に“ねぇ、ウチの学校は男子校なのに、君はどしたの〜”なんて絡んだりしたオッチャンは誰だexclamation & question冷や汗

と、ここでも20分くらいしたらタイムアップで、三泊四日の休みとホテルの予約をとったのは、一体何の為だったのか…

え、もう長堀橋の「まゆのあな」に行く時間〜げっそり
幸せな時刻って速く流れ過ぎますあせあせ(飛び散る汗)

あわてて、ヨメはんに“そんなもん買っても、家には置くとこないよ〜”と止められながらも、“ワシの棺桶に入れてくれい!”と、甲子園初出場の記念グッズを買い、アルファ師匠と黒ちゃんと皆との待ち合わせ場所である長堀橋を目指したのでした。
え?れもんさん?
楽しいから、業者さんに受ける接待に間に合う時間まで、安田学園を応援してあげるねえるんるんですってわーい(嬉しい顔)

こんなステキなメールまで送ってくれてました―
「ホームラン打たれたけど、一点追いついて、いよいよ最終回exclamation ×2
ありがとねえハート達(複数ハート)
Asai(^o^)/


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