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2013年03月14日22:38

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変身ヒーローは好きですか?

先日仮面ライダーのムック本を買ってしまって、眺めていたらなんだか懐かしくなってきた。
巨大ヒーロー(あるいは怪獣)ブームが一段落し、時代は等身大の変身ヒーローへと移っていった。
そのきっかけとなったのが仮面ライダーである。そして、仮面ライダーはその後もシリーズ化して延々と作り続けられているのだからたいしたものだ。ライダー・シリーズとウルトラ・シリーズは日本におけるヒーローものの二大潮流をなすものと言えよう。

悪の組織ショッカーが繰り出してくる怪人が好きでね。むしろライダーよりも魅力的だったような気がする。
仮面ライダーは完全に娯楽作品に徹していて、一話完結の勧善懲悪ものだった。かえってケレン味がなくてよかったのだろうと思う。
武器や飛び道具を使わない肉弾戦というのもよかった。

その後、等身大ヒーローがうじゃうじゃと登場してくる。
正統派の仮面ライダーに対していろいろな工夫を凝らしていた。今思うと、わりと短い期間にごそっと集中していたのだなと思う。それを律儀に見ていたのである。

仮面ライダーは別格としても、好きなものはたくさんあった。

まず、「愛の戦士レインボーマン」。
七曜にちなんだ七つの化身に変身するというのが斬新だった。
さらに怪人やサイボーグの類がほとんど登場しないというのも珍しい。日本に対して強力な恨みを持つ「死ね死ね団」が敵で、シリアスなドラマが展開されていた。一話完結でない続き物というのも珍しく、いろいろな点で異色のヒーローものだった。
クラスの中ではかなり人気があったな。
その特徴により仕方がない部分もあるが、七曜それぞれの化身の登場頻度にバラつきがあったのが残念。

それから、「快傑ライオン丸」。
時代劇である。時代劇なのに何故ライオンなのか、といういきなりのツッコミどころがあるのだが、これはなかなかの名作だったと思う。
タイガージョー(何故かこれもカタカナ)というダークヒーローもいて、一概に勧善懲悪とは言い切れない奥の深さのあるストーリーだった。
しかし、そのヒーローやストーリー以上に強烈に印象を残している存在があるのだ。
ライオン丸(変身前は獅子丸)の妹分とも言うべき女忍者の沙織である。物語のヒロインと言ってもいい。小太刀を手に闘う闘う。ドクロ忍者(戦闘員)クラスとなら十分に渡り合えるが、捕まってはヒドイ目に遭う。磔にされたり、縛られて宙吊りにされたり、ある意味「沙織イジメ」は番組のお約束になっていた。しかも沙織の衣装が裾の短い着物のようなものだから大変だ。セーラームーン真っ青の超ミニなのである。戦闘シーンなどではパンチラ・パンモロが日常茶飯事だったのだ。そのことが多くの少年(大きな少年も?)を魅了したことは事実であろう。
おおらかな時代だったのだな。
そうは言っても、それだけで人気が出るほど子どもは甘くはない。かなわないとわかっていても闘い続けるひたむきさ、常に仲間を思い信じる強さ、普段は心優しい女の子、というキャラが受けたのだ。さらに、ほとんど吹き替えを使わない体当たりの演技ゆえに迫力があった。だからこそ映えるパンチラなのだ。ってなんのこっちゃ。。。
ま、戯れ言はともかく、ウルトラセブンにおけるアンヌ隊員のように、やんちゃ坊主どもの心を捕らえたヒロインがライオン丸の沙織なのである。

ほかにも親友二人の友情バロメータが上がると変身できる「超人バロムワン」も好きだった。ドルゲ魔人というワルイ奴の造形がおどろおどろしくてね。後半はほとんどグロテスク。
「人造人間キカイダー」は半分機械という造形が画期的だった。ハカイダーというダークヒーローを生み出し、主役のキカイダーよりも人気があったかもしれない。ライオン丸のタイガージョーと並ぶ、卑怯な真似を嫌うカッコいいダークヒーローである。

あとは、変身忍者嵐、トリプルファイター、イナズマン、なんていうのもあったか。
そうそう、トリプルファイターはよく見たな。三人がそれぞれグリーンファイター、レッドファイター、オレンジファイターに変身し、最終的に合体しトリプルファイターになる、という設定は当時は新しかったのでは。
平日夕方10分間の帯番組で、5回分つまり一週間で一話になっていたと思う。それゆえ、見逃すことも多かったのだが。
オレンジファイターの早瀬ユリは18歳の女の子。SATという組織の隊員で、制服はミニスカだった。でもってパンチラも結構あったような気がする。

ってそこかよ。。。

なのにあまり印象に残っていないのだ。本来エロいはずなのに、奇妙なヘルメットが雰囲気をぶち壊していたのかもしれないと思う。それに結局は変身してしまうわけだし…。それにちょっと老け顔っぽかったかも。
ライオン丸の沙織は忍者とはいえ生身で闘うからよかったんだよね。特別美人でもなかったというところも普通っぽくてよかったのだろう。もっとも、あの時代に長い黒髪そのままというのは忍者である以前にありえないだろう、というツッコミは大いにしたいところだが。

まあ、変身ヒーローはいろいろいるが、ちょうどあの時代に小学生で良かったのかもしれないと思う。楽しみ尽くした感じがするのだ。子どもっぽいといきがるほど大きくなく、ヒーローにしか関心が向かないほど子どもではない。ちょうどよかったのだと思う。たぶん制作側がターゲットにする年齢層にピッタリはまっていたのだろう。
なので子ども時代の大切な思い出になっているのだろうな。

と言いつつも、結局は沙織のことを書きたかっただけではないのか、という気がしないでもない。
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