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2012年01月11日23:16

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おせち料理

今年ものんびりよろしくお願い致しますm(_ _)m

ところで、「墨花居」の中華おせちには色々考えさせられました。
事の始まりはいつも愛読してる「油屋ごはん」っていうblogの中で、美味しい中華料理店として「墨花居」が紹介されていたからでした。
このblogを書いてる女性は「金田商店」という、石油じゃない食用油を専門に扱ってるっていう珍しいお店の、ネット広報営業担当部長(笑)さんなんです。
いつも豊かな「食情報」をあちこちで“油を売りながら”発信してくれてる頼もしいオネーサンなんです。
更に、この「金田商店」って僕が生まれ育った浅草橋にあり、住んでた裏長屋の直ぐ表通りに昔からあったんです。
現社長とは子供の時に遊んだ仲だしね。
ただあちらはお金持ちのお坊ちゃまで、お宅に行ったらHOゲージの立派な鉄道模型があり、僕は部屋に敷き詰められた線路を走る電車にただただ、たまげるのみで、遊んだという実感は無かったんですけどね。
閑話休題。

blogの中の“ライチを巻いた黒酢の酢豚”やお店のスタッフのモットー「身体によい中華を」なんてフレーズに惹かれて、早速、田無店にランチを食べに行きました。
ところが携帯画面の「食べログ」の地図案内が間違ってたので右往左往してしまいました。
「食べログ」って便利だけど思いがけない落とし穴もあります。
ようやくたどり着いたらやはり人気があって、店内は満員の盛況でした。
名前をそちらに書いてお待ちくださいって係の男の子に言われました。
どれぐらい待ちそうですかって訊いたら、2、30分くらいでしょうか、って答えなんで、さてその辺をぶらぶらしてこようか、いっそ田無の更級のお蕎麦にしょうかと考え始めたら、外のテラス席でもよろしかったらと言われました。
願ってもない話です。
誰もいないテラス席に座ったら陽射しが暖かいし、目の前は同じ“武蔵野茶房”系列のケーキ屋さんや雑貨屋さんがある洒落た一角になっているので良い雰囲気です。
心遣いの膝掛けまで置いてありますから、ペット同伴可のこのテラス席、春秋の過ごしやすい季節には人気がありそうです。
給仕さんがお茶のたっぷり入ったポットを持って来てくれ、早速、麺を一品にランチのメニューから一品、更に忘れずに“ライチを巻いた黒酢の酢豚”を注文しました。
料理が届くまで、きりっと冷えた生ビールを飲みながらあちこち眺めてたら、壁に“中華二段重のおせち”の案内パンフレットが貼ってありました。
ほお〜
そそられますねぇ…
程なく料理がやってきまして、パクパク、もぐもぐ…うん、切れの良い、上品で深い味わいです。
“ライチで巻いた黒酢の酢豚”なんて、ホントにびっくりする食感で、誠に期待にたがわぬおいしさです。
こりゃ花小金井の「同心居」よりレベルが上かもねぇ…なんて二人で感心しました。
お正月はいつも生活クラブのおせちセットを買ってたけど、中華のおせちもありかなあ、息子とお嫁さんも初めてお正月に来ることだし、じっくり検討してみるかとパンフレットを貰って帰りました。
早めに申し込むと12000円が9800円になるって書いてあるんでヨメに申し込みの電話をしてもらったら、お店に行って申し込んで代金もその時に払わないといけないんですと。
なるほど、ごもっともです。
で今度はおせちを申し込みかたがた、12月14日に席を予約して夜のコースを食べに行きました。
今度も大盛況かなって、お店に入ったらランチの時とは違い、誰もお客さんがいないので拍子ぬけしました。
中華風海鮮土鍋と、芝海老と山芋のハイビスカスソース炒めが美味しくて、国産ワインも上等でしたハート達(複数ハート)
帰る頃には家族連れのお客さんも入って来たので、なんだかほっとしました。
もう間違いないですね、おせちの美味しさも。

大晦日に取りに行って帰宅してワクワクして二段のお重を開けたら、ご馳走がぎっしり詰まってます。
パンフレットより色合いは見劣りしますが、たっぷりとして見え、4人で食べてもじゅうぶん楽しめそうです。

さて、元旦です。
のんびりした二人だから来るのはお昼過ぎかもねえ、なんて話してたら、思いがけずもう中井の駅から電車に乗ったってメールが来たってんで、大急ぎで料理をセットして写真も撮りました。
夫婦となって初めて我が家に二人で来たんで、何だかこちらも照れくさいような妙な気分ですが、お正月気分に助けられて和やかに挨拶も済みました。
息子が何だか酒のツマミ作りに目覚めたとかで、豚の角煮と味付け玉子を持参してきましたので、一段と豪華な食卓になりました。

フォト


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うん、結構なお正月です。
さ、乾杯しておせちをいただきましょ。
あ、大晦日の夜に録画しておいた「吉田類の酒場放浪記」でも見るかい?

ン?
ヨメ手作りの煮物やいつもの生活クラブの伊達巻はいいんですが、肝心の中華おせちが、冷たいので味わい難く、旨味がやって来る前につい飲み込んでしまいます。
大晦日の夜から北側の部屋に置いていたせいかなあ?
エビチリも、熱いほうが美味しいだろうに、なんて思いながら食べてたら、息子が、こりゃ脂が固まってるからチンしたほうが良いよ、って焼豚らしきものを持って行き、チンして戻ってきました。
うん、これなら食べられる、ですと。
さらに、こりゃいただけないなあ…と蟹爪のフライを見つめて、毛が入ってるもんなあ…
勿論美味しい物もあり、皆で樂しく食べたのですが、胸の中に滓(おり)みたいなものは残ってしまいました。
どうも、スタッフの皆さんが一生懸命にがんばったのが空回りして、品数を増やし過ぎたのが裏目に出てしまったキライがあります。
普段の営業をこなしながら、150台もの中華おせち料理セットを短期間に作りあげるのってさぞかし負担になった事でしょう。
蟹爪のフライに毛が混入していたのも、疲れて、つい予防のミスをしてしまった様に思えます。
大晦日に引き取りに行った時に、シーンとした店内で他のお客さんと結構待たされました。
裏で一生懸命に料理をお重に詰めてた様です。

中華の冷菜は冷菜として美味しいものですが、熱いのが肝心の料理までおせちとして詰めて成立するものなのか、冷めた状態で試食してみたのか、すこぶる疑問に思いはじめました。
お店で食べた料理のレベルとおせちの料理のレベルが余りに違うので、困惑します。
やはり“中華”のおせちを望んだ僕のほうが欲張りすぎたのかもしれません。
でも来年は、一の重には冷たくても美味しいもの、二の重には温め直して美味しくなるもの、なんて工夫を凝らして貰えたら、なんても思うんです。

今回の事で、和食のおせちには材料選びや調理の仕方に、ルールや工夫がしっかりとした伝統としてあることに気がつきました。
中華のおせちから、和食のおせちの素晴らしさを知る…
うーむ、まだまだ甘いのうワシは。
Asai(^o^)/

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