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2009年12月14日08:27

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【バレエ】マリインスキー「オールスター・ガラ」(11日)

仔馬、可愛かったですね〜、と話していたら、
お師匠さまはコルスン奴隷とセットで欲しいそうです。(^O^)
役に立ってたのもしそう、しかも2人とも仲良くしてそうだから、だとか。
でも、ルジ&コルプ奴隷は、危なくて家においとけない、とも。(^m^)

       *     *     *

それにしても酷い演奏でした。(uu;)
ニューシティ、どうしちゃったんでしょう。
とてもアニハさんが指揮をとった時と同じオケとは思えません。
裏切られたようで、とても残念です...。(T_T)


○第1部

「シエラザード」
 ディアナ・ヴィシニョーワ
 イーゴリ・コルプ

ヴィシニョーワさん、ほんと綺麗だなぁ。(*^^*)
おもわず見とれてしまいました。でも、表情は冷たい。
シャリアール王がこれみよがしにオダリスクたちを抱き寄せて、
彼女の感心を惹こうとしますが、「ふん、好きにすれば」 (^^;)
ロパさんと違い、彼女の心はもう王にはまったくないようです。

群舞は、やはり上品。
タランダさんとこのインペリアルの方が、
この演目に関しては似合うようです。

そして...魔獣登場!(^O^)
ぜったい犬ではないですね。猫科の大型獣でもない。
一瞬、角と翼と尻尾が見えた気がしました。(^^;)
昔話の、決して開けてはならない扉を開けてしまった、そんなイメージ。
だめだよゾベイダさん、そんな危険なもの、野放しにしては!

黄金の奴隷が跳び出してきた時は、みなぎる力が爆発したかのようでしたが、
ゾベイダと絡みあっているうちに、踊りはパワフルにもかかわらず、
生体エネルギーがみるみる消耗していきます。

一方ゾベイダはというと、嬉しそうではありますが、
最初はマハリナさんをはじめ他のダンサーのように、
歓喜にうちふるえるという様子ではなく、思っていたよりも色っぽくもない。
おや〜? 意外だなあ、今回はそういう路線なのかな? と思っていると、
黄金の奴隷がやつれていくにつれ、次第に色艶が増していき、
奴隷がばったり倒れたところで攻守逆転。
彼女もまた、魔獣の精気すら吸い取る魔女だったのです!(^^;)

酒を飲むや魔獣復活。
でも、飲ませたのは、ほんとにお酒? 何か入れてない?(^^;)

も〜お、その後は18禁の世界でした。(^O^)
カメラが入っていて、一部が大晦日に放映されるとの噂もありますが、
この場面、お茶の間で流しちゃだめだろうなあ。(^o^;)

奴隷の踊りはエスカレートの一途で、
最後力尽きたところを殺されたかのようでした。
でないとこの魔獣、殺せそうもないですからね。(^^;)

魔女もまた、魔獣の死とともに魔力が尽きてしまいました。
彼女の消沈した様子に王も一度は許しますが、
奴隷の死体が足蹴にされるや王の懐剣を奪い、
王の弟に襲いかかる姿を見て、王は彼女の本意を悟り、
自分でけじめをつけるよう突き放します。

結局、最後までヴィシ@ゾベイダは王への愛を示すことなく、
呆然自失のまま自害するのでした。
同じタイトルなのに、前日とはまったく別の物語なのですね。


○第2部

「シンデレラ」より2幕のPDD
 エフゲーニャ・オブラスツォーワ
 ミハイル・ロブーヒン

ラトマンスキー版とのことで、現代的なイメージはヌレエフ版を彷彿させます。
古典版とはかなり変わった印象を受ける、と言う10日の感想を散見しましたが、
意外とそうでもなく、オブラスツォーワちゃんの可愛さいっぱい、
彼女主役で全幕で観たくなる、短い8分間でした。(^^)

その旨お師匠さまに話したところ、
前日のヴィシ・コルプ組の解釈は、まったく違っていたそうですね。
たとえば幕切れの手を取り合って上手に消える場面、
「舞踏会なんてたるいから、クラブにでも行って一杯やろう」
「うん、それいいわね♪」
とでも言うようなセリフが聞こえてくるようだったとか。(^O^)
楽日よりも年上、少なくともお酒が飲める年齢の2人、ときいて納得。

「シエラザード」といい、キャスト違いのまさに妙味。
ああ、2日間見たかったなあ。(uu;)


「ロミオとジュリエット」バルコニーの場
 ヴィクトリア・テリョーシキナ
 エフゲニー・イワンチェンコ

えーと、タイトルは「ロミジュリ」ですが、
少年と少女の初々しい恋の物語ではなく、
大人の男女の密会場面を描いた作品になっていました。(^^;)
あるいはジュリエットの策略が成功し、その後幸せに暮らしていた2人が、
何年か後、出会いの日を思い出しているかのような。(^^)

テリョーシキナさん、上手いのですが、
ポワントの音が、どうしても耳にさわります。


「チャイパド」
 アリーナ・ソーモア
 レオニード・サラファーノフ

サラ坊とも付き合いが長く、
時には相方を落っことす姿を観たりもしましたが、(^^;)
彼は本当に上手くなりました。
高く力強い跳躍、猫のようにソフトな着地、なめらかな腕使い、
音楽と一体化した気持ちの良い動き、そしてあの笑顔。
ファンが多いのも納得です。(^^)

ソーモアちゃん、たしかに上手くなっていました。と言っても相対的な話で、
薬づけにされてボロボロになっていた娘が施設に保護され、
更正への治療を受けている最中、といったところ。

彼女が特別下手というわけではなく、容姿も含めて良いところもありますが、
彼女クラスのダンサーなら、ソリスト級にもごろごろいるわけで、
にもかかわらず世界屈指のバレエ団のプリンシパルだなんて、
どうなのよ? ということです。
今回の面子なら、コンダウーロワさんでしょ、入れるなら。(uu)


「瀕死の白鳥」
 ディアナ・ヴィシニョーワ

死に方にも怪我や病気といろいろありますが、
今回の白鳥、ぜったいに薬殺だと思う。
運命にしたがってどうとか、じゃないですね。
思いっきり、「苦しいよ〜、死にたくない〜!」
ってやってましたから。


「ザ・グランPDD」
 ウリヤーナ・ロパートキナ
 イーゴリ・コルプ

バレエ・ファンには説明の必要のない、コミカルな作品。(^^)
遠慮なく、吹き出させてもらいました。(^O^)
一流の人は、何をやらせてもうまいですね。
崩した踊りでも、動きがだれかさんより綺麗。(^^;)
でも、2人ともちょっと外し方が控えめで上品かな。


○第3部

「海賊」組曲
 ヴィクトリア・テリョーシキナ(メドーラ)
 ダニーラ・コルスンツェフ(コンラッド)
 ウラジーミル・シクリャローフ(アリ)
 エフゲーニャ・オブラスツォーワ(ギュリナーラ)

華やぎの国、メドーラのヴァリ、オダリスク・パダクション、
そしてコーダを繋いだ35分ほどの小品。

キャストされた人たちは、みんな良かったですが、
メドーラ、コンラッド、アリが並ぶと、恋人と従者というよりは、
3人の兄妹、優しい長兄が妹、弟の面倒をみているという感じ。(^^;)

シクリャローフ君、変な道に足を踏み外すことなく、
まっすぐ延びているようで安心しました。(^^)
リフトも引っ越し荷物を持ち上げているようには見えなくなったし。(^o^)
にこにこ明るい奴隷は頼りなく、仔馬の方が役にたちそうですけどね。(^^;)

元版が同じなのでしょう、マールイの「海賊」をつい思い出してしまいました。
3人のオダリスクたち(シリンキナちゃん、セーリナさん、チェプラソワさん)
も頑張ってはいたけれど、
ミリツェワさん、コシェレワさん、エフセーエワさんが懐かしい。(uu;)
ルジさんファンも、寂しいだろうなあ。

       *     *     *

楽日だったので、
ガラ公演定番のサプライズを期待していたのですが、
「海賊」のカテコに、他の演目のダンサーも顔を出しただけでした。
ちょっと、がっかり。(uu;)

お約束のリボンと紙吹雪に続き、
「2012年にまた会いましょう」の文字。

...12年って、ボリショイとフェスの年ですよねえ。

フェスとボリショイがかぶったのは仕方ないとして、
どうにかならなかったのですか、JAさん。(uu;)
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