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2009年06月05日18:38

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情けないなあ

六月はどうもいけない。雨と、雨に濡れた物たちが僕を恋い惑わせるから。
こうして、夕食の準備をしていても、八海山の安いのを飲みながらショパンのピアノ協奏曲を聴いてしまう。
こんな想いは団地の緑を見ている間に溶けてくれればいいのに。
なんのことはない。
にんじんを短冊に切り、ピーマンは乱切り、キャベツは手で千切り、それぞれ順番に湯通しすればいいだけじゃないか。
それぞれのことを考えてあげて。
そして、そのお湯で、厚揚げを油抜きしてあげれば、厚揚げとキャベツの回鍋肉の下ごしらえは終わる。それだけのことじゃないか。
それなのに、人を恋する想いはまだ終わらない。
きっと、あの、二十歳の季節の三宅島のアジサイ音頭がいけなかったんだ。

私や三宅のアジサイ娘
島で生まれて島育ち
色は七たび化粧すれど
想い一色
君に咲く

だもんなあ…

情けないなあ…
長芋を輪切りにして焼いて、塩をふったのと、あさりの味噌汁を作ろう。
鯛のお刺身は生活クラブのデポーに置き忘れてしまったよ。筒になった、引っ張ってちぎり取る小さな袋に入れたのは覚えてるんだけど、電話がデポーからかかってくるまで、まるで気が付かなかった。
それはすみません、そちらで処分してくださいませんか、って思わず言ってしまい、よろしければ食べて頂けませんか?って言い直したら、笑いながら売り直させて頂いて、お代金は次回お返しします、だって。

惚け、かな?
暮れなずむ間近な景色は、窓から占いのトランプを投げるのにちょうど良いかもしれない。(^0_0^)/~Asai



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