聖家族

２２日は船橋のカミサンの実家に泊まって、翌日、千葉徳州会病院に肺炎で入院しているおじいちゃんのお見舞いをしました。
だいぶ良くなって元気を取り戻したようで、生来の家電好きが復活し、昨日テレビショッピングで見た「ジューサー」がとても気に入ったとかでメモに機種が書き込んであり、早速注文するように、なんて言いだしました。
もう９０歳ですから、来年退院なすったら、幾ら気楽だからと言って一人暮らしはやめて頂くしかありませんなあ。
我が団地の近くに老人施設があるので、来週には見学に行く予定です。同居するのが一番良いんですけれどね。我が家は狭いからなあ…

それから地下鉄を乗り継いで、〈児研〉の先輩の太田さんの家に行きました。
先日送って頂いた津軽“鶴田りんご”はびっくりするほどの美味しさで、歯と体にしみわたるような味わいでした。
そのお礼に、僕は小さなボクネンカレンダー（名嘉睦稔さんの版画カレンダー）を、カミサンは籠に入った小さなぬいぐるみ達と、生協のチーズケーキとワインをお届けに、久しぶりに夫婦二人で行きました。
（昔、行く度にタンノサンったら、あれこれ太田さんのシャツやネクタイや、しまいには背広まで僕にくれてね、さすがに太田さんがそれはお気に入りの背広だからダメ、ってタンノサンに言ったんだよなあ。
ずっと貰いっぱなしだった…）

そしたらまあ、なんとも素敵な本格クリスマスパーティーに飛び入りで参加させて頂くことになりました。

娘さんの［パット・しのぶちゃん］（パットって、高校ん時の先生がつけてくれたニックネームだとか。最初はパトリシアだったのかなあ…この恩師のおかげで、つらい学生生活をこらえられた、って結婚式の披露パーティーで泣きながら言ってたっけ。個性的な子は日本の学校では、辛い思いをするなあ…）の七ヶ月になる女の子の赤ちゃん［ティアレ］ちゃんがまあぷくぷくでモチモチで可愛くて、相撲部屋を紹介しましょうか、なんてつい言いそうになってしまって…(^^;
おばあちゃんの［タンノサン］（学生時代の呼び名は変えられない！）が嬉しそうに重そうに抱っこしてます。
それを［オタサン］（タンノサンが旦那さんをよくこう呼ぶ）がとろけるような笑顔で見てます。
頂いた美味しいりんごのお礼を言ったら、ヨカッタヨカッタ、ってしっかりした口調で言ってくれました。
ゆっくりですが、しっかり発語出来るようにまで回復なさってます。突然、感情を爆発させることもなくなったし、脳梗塞で倒れた三年前は、車椅子で喋ることもできなかったのに、徐々に杖をついて歩いたり、ボーリングやカラオケも出来るようにまで最近は回復なさってます。
タンノサンのちからは凄い。
向こうのオープンキッチンでは、しのぶちゃんの旦那サンである［シュンチャン］の素敵なご両親（結婚披露パーティーが立食だったので、ぶつぶつ言う親戚がいたんだけど、お父さん、“二人は一生懸命です！友人達も素晴らしいです！”ってぴしゃりと黙らせてくれたし、お母さんも柔らかくパーティーを支えてくれた…）と、美人の独身お姉さんの［花ちゃん］もいらっしゃって賑やかに、クリスマス料理を作っているしのぶちゃんと笑いあってます。
ん？
皆さん、頭にお花の飾りやミッキーの耳なんかつけてますねえ！
良いなあ、こういうのは。
同じマンションにいる息子さんの［こーちゃん］（生まれた時から耳が聞こえなくて、そのぶん、じいっと見ていた子どもの頃の瞳がとても澄んでいて綺麗だったのが忘れられない…）一家も、三歳の可愛いさかりで元気げんきの［にいな］ちゃんを連れて来ました。
お母さん、今、ツワリで大変なんだって。
にいなちゃん、もう嬉しくて、走って踊って歌って、クルクル大きなワンルームに改造した部屋を何回も何回も回ってます。
改造した時の設計士さんが、ずっと英国暮らしだったのに、お父さんが倒れたので急きょ帰国したしのぶちゃんと改造の相談をするうちに恋人になり、ついにはハズバンドになりました。
ハンサムで長身のシュンチャンと、ころころしたしのぶちゃんはとてもお似合いです。
犬の［レイ］も嬉しそうです。
猫の名前は…忘れてしまいましたが、たぶんフラダンスに関係した名前です。あ、［フラ］だったかな？
のんびり、大きな天井まであるベンジャミンの樹に囲まれた太田さんのベッドの上で寝ています。いいなあ…

凄いご馳走が次々に運ばれて来て、まずはスパークリングワインで乾杯〜
シュンチャンのお母さんも料理持参なのでテーブルの上はすごいことになってます♪d(⌒〇⌒)b♪
宴の最中に、しのぶちゃんがフラダンスを踊ってくれました。
可愛く揺れて手の仕草が優雅です。頭がぶれないのはさすがです。
まるでハワイのChristmasです！

僕は、この家にお邪魔するたびに家族というものの素晴らしさに圧倒されます。

(^0_0^)/~Asai