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2008年11月30日22:17

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長老と若手

うう、長老になったり若手になったり忙しい二日間でした。

まずは金曜日に、事務所のネーネー達が僕の還暦を祝ってくれるというパーティーに、いそいそ、“でれでれにやにや”出かけて行きました=^ェ^=

それは御徒町の裏通りにある小さな、何とも家庭的なスペイン料理店でございました。
“下町の隠れ家的なスペイン料理店 RONDA”といいます。
お店にたどり着けば、なんと万年独身男の中年凸凹コンビのお迎えです。ムム。

狭い二階に案内されて、大きなソファの席に座れば、なんとも沈み込むソファで、目の前には凸凹コンビが…
沈み込みますなあ(/_;)
“君たち、後もう一人独身男が来るんだから、3人の独身中年男に目の前に並んで座られたらかなわないぜ、席を変わりなさい!”
なんて言ったけど、少し遅れて来たネーネー達が隣に座ってくれた瞬間に、忘れましたね=^ェ^=

普通の長屋風の民家を簡単に内装だけ変えてあり、壁は素人の仕事みたいだし、家具も寄せ集めみたいなもんで、“隠れ家”というより誰かさんちにお呼ばれされてスペイン料理をご馳走になっている気分でした。
メンバーも気安い仲間6人でしたから、ひとつの話題で盛り上がることが出来て、とても楽しゅうございます。
還暦祝いのプレゼントなんぞも頂き、こそばゆくも嬉しゅうございます。

まずは時間のかかるパェリヤを頼んで、素敵なグラスに注がれた生ビールを飲みながらメニューを選びます。

“ヒコイワシのマリネ”から入って、“トリッパのトマト煮”“イベリコ豚セレクトのソテー”“マッシュルームの陶板焼き”“若鶏のチリンドロン”…と、供されるまで時間がかかるものの、いずれも結構な仕上がりで、ワインが一本、二本と空いてゆきますなあ…一本は6人以上でサービスしてくれるワインだけどね。
これこれ、ソースを残して勿体無いことをする子たちだねい、パンを頼むんだよ、仕方ないねい…
ほ〜ら、焼き立てみたいに香ばしい丸パンで、ソースを浸けて食べたら最高だよ。
なに、もう無いの(☆o☆)
う、しかしこのイベリコ豚セレクトは美味しいねえ…、オネイサン、もう一皿追加してくれる〜
と、長老の貫禄を示せば、シェフが自ら運んで来てくれて、いかにイベリコ豚の秘密の部位からのセレクトであるか、にこにこ悪戯っぽくネーネーたちに説明してます。
もう、いわゆる“トントロ”でしょ、どんぐりだけ食べて育った豚くんとはいえ。
ネーネーたち、何か勘違いしてるよ。

さあて、いよいよパェリヤの登場です!
深い味で、やはり日本人向けにしてくれてますから食べ易くて、本場のように、ああ醤油がちびっと欲しいなあ…等とは思いません。
嬉しいお店に嬉しい仲間で、嬉しいパーティーでした。

あ、後日談ですが、なにやら一人、大食漢のアルコールダメ人間、凸男くんが物足りない顔をしてたとかで、可哀想になった長老おぢさんも御徒町のガード下でキリッと〆たくなり、“カッパ”とかいうガード下の超満員のお店で、一同共々、親切なオバチャンに席を作って貰って、ウーロン茶や大ナマで、煮込みだのポテサラだの、鮪の中トロだの、お新香だので〆てご機嫌だったとか。

いやいや、いや。
次の土曜日には、ヨメの亡くなったお母さんの二十三会忌の会食が新宿の小田急であり、若手(!)だからと僕までかりだされました。
まあ、土曜日の小田急本館の13階の食堂街って、凄まじいもんなんですねえ。
エレベーターにも、なかなか乗れません。取りあえず8階までのエレベーターに乗って、乗り換えようとしたら満員通過、満員通過で、時間に遅れそうになり、あわてました。

“膳菜 さがみ”…高級店ですなあ。
なのに待ってる人々が沢山います。
個室に通されれば、“おお、やっと若手がやって来たねえ”なんて、焦りました。

まずお母さんのお兄さんが92歳でしょ、奥さんが85、6歳なのかな。
付き添いの長女、従姉妹のオネエサンが22年生まれだって言うから61歳。
次にお父さんが90歳で、ヨメが一番若い54歳。
静岡から来られたお母さんの弟さんが82歳で、奥さんは70代半ばくらい。
8人の参加者の平均年齢が75歳…。

さすがに最長老のオジサンは会食半ば、梅酒を飲みすぎたとかでうとうとしてたけど、皆さん健啖家で、お店の配慮か、ゆっくり出されるかなりの量の懐石料理を2時間かけてきれいに召し上がってたよ。
最後のムカゴご飯は、僕でも持て余したくらいだけどね。
デザートも頂いて、やれやれやっとお開きかと思ったら、長老のオジサンが“さあて、食事は全部終わったね、じゃあ、話し合いに入ろうか…”
!?

はて?何の話し合いかと思ったら、いかに長寿の家系であるか、から始まり、亡きお母さんの思い出をそれぞれから聞いたり、今後の抱負、おばあちゃんは101歳まで生きたから何とかワシは記録を更新したいとか…
色々な写真や、思い出を書いたレポートや、新聞記事の切り抜きや、いま関わっておられる生涯教育の資料やらまで回覧されて…まあ、よく語り、笑い、食べて、賑やかな二時間半だったよ。

我々の世代はかなわないわよねえ、ってヨメの従姉妹の61歳のオネーサンが言ってたけど、まったく同感です。
ヨメは帰ってから風邪が重くなり、寝込んでしまいました。
(^0_0^)/~Asai



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