いまの時代を切り取る作家 朝井リョウ まとめ
9/11 NHKあさイチプレミアムトークより
「桐島、部活やめるってよ」(2009)でデビュー。
「何者」(2013)で最年少で直木賞受賞
Creepy NutsのDJ松永と大親友
出逢いはオードリー若林が2人を紹介(西加奈子らとも交流)、すぐに意気投合し大親友に。
人に煙たがられるようなこと、そこ追求しても話が止まるだけじゃん、と言ったような疑問点に歯ごたえのある談義ができる間柄。
《DJ松永の朝井リョウ分析》
なんでもそつなくこなすイメージだが、本当は結構だらしなくてスキがありまくり、いじり甲斐がある人
世間に溶け込もうとする能力がすごい。すごく頑張ってる。自分はラッパーだしイメージそのまんまでいいのだが、彼の場合は作家だし求められる役割が高いのでそこに自分を持っていっているのがすごい。
《執筆姿勢》
執筆は減点作業 できあがったときは2点くらいに減点されているのを、推敲重ねることによって60点くらいに持っていこうとする。
書き始めるんだけど書き終わらない苦悩。どこで完成形とするか(絵を描くのとも似ているなぁ)
今は20代のころのように若者ならではのエネルギーではもう小説を書けないと思う。
この社会への違和感(同調圧力など)どういうモチベーションで創作活動をしていくか。
「書くことで自分のセラピー、カウンセリングをしている感覚がある。」そうやって自分のカウンセリングをしながらその年代その環境で書きたいテーマも変わっていくと思う。
《最新作 本屋大賞「イン・ザ・メガチャーチ」について》
◆ファンダム アイドルなど特定の人物や作品を応援するファン集団
ファンダムをめぐって推し活にのめり込んでいく3人の物語
ファンダムは、家庭でも学校でも地域社会でもなく、同じものが好きということで繋がり仲良くなれる場
◆メガ・チャーチ
アメリカで増えている大規模な教会 23000人以上収容 地域社会とむすびついている
多くの人がそこに集まって心の拠り所とし、サードプレース的なものとなっている。そこである特定の思考に染められる。
ライブに行くと「コール」という文化がある 皆で同じ言葉を唱える心地よさ(皆でお題目を唱える宗教と共通点)
もともと宗教や信仰、それに依存や執着する人間というものにも興味があり宗教学者の柳沢田実(関学神学部准教授)との会話も参考になった。
コロナ禍以降、外出と支出が減っている中で、ファンダムという場所では外出と支出が増えている。
ファンダム経済 聖地巡礼や推し活グッズ市場の巨大化で潤う
宗教や信仰は本来救いを求める人を救済し光を与えるもの。人種や貧富の差もないはずだが資本主義社会では、癒しや救済を得たいと思っても、金がないとできない。
たくさんのお布施・献金をしないと救われない。(霊感商法、カルトも)
◆ファンダム経済
ファンダムが経済指標・資本主義と接続してしまうと、聖地巡礼やファンミーティング課金、推し活グッズなどに莫大な金をつぎ込み経済破綻する人も出ている。
資本主義と接続した宗教と同じような現象が起きている。
宗教の本来の意味とかけ離れた宗教法人の実態がある (旧統一教会のような?)
《朝井リョウのエピソード》
小説を書きはじめたのは小学高学年のころ。小3のころに家にPCがきた。そこで文字を書き始めた。小学校高学年のころ新人賞に応募した。
中学時代 夏休み国語の自由研究で毎年小説を書いていた。その頃社会現象にもなった「バトルロワイヤル」にドはまりし自分のクラスのメンバーを登場人物に宛ててリアルバトルロイヤルを書いてしまった。それが問題視され職員会議に。内容は面白いので名前を書き換えて提出するように言われ、修正したら、自由研究学内コンクールで金賞もらう。
さくらももこ「もものかんづめ」が愛読書 両親が読んでいた。
どんな黒歴史といわれるような失敗談でも文章に書いてしまえば消化できる。
小さな日々のできごとでも表現ひとつでユーモアあふれる内容にできる。
⇒ますます書くことが楽しくなる
大学受験は、好きな作家である堀江敏幸が教授をしている早稲田大学文学部を受けた。
大学在学中に「桐島部活やめるってよ」でデビュー
《作家以外の活動》
柚木麻子(「BUTER」著者)、でか美と3人で Journal2 というトリオのユニットを結成
雑誌CDジャーナルでハロプロの楽曲レビューを連載していたが、その連載が10年つづいたことを記念し書籍化「宇宙のどこにも見当たらないようなハロプロの話を50万字しよう」
9/12出版記念イベントのためにこのユニットでパフォーマンスする。プロの先生についてダンスの練習中。
◆ユニット結成の動機
10年間ハロプロ愛を語ってきた集大成として、自分たちでパフォーマンスしたくなった。
朝井リョウは大学時代ダンスサークルに所属していた。ずっと踊る側の人間である意識はもっていた。(柚木麻子がノリノリなのがちょっと意外)
本を出すということは情報を広めるということだが、作家は書くだけで情報を広める=出版を知らせることから作家は隔離されている。そのことは亡くなった東野藤吾もいっていた。なので、作家が直接情報を広める活動をしてみようという試み。
情報をまっすぐにまとめるより、情報はちょっとゆがめたほうが伝わる。人は参加しやすい。
小説家の先輩、村山由香の助言「校長先生の話はなんで面白くないか?」
自分が話したいことを話してるから面白くない。言いたい事って聞いてもらえない。
人に話したくないことを書きなさい」
《好きなもの》
藤井隆 カラフルだが変な色が詰まっている
スイーツ 去年は20個以上のクリスマスケーキを食べた。
特にホールケーキが好き 背中が食べられるのがいい
以上
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