秋雨前線と台風の影響で日本列島のあちこちで雨雲が停滞し線状降水帯が発生、1時間100〜300mmという災害級の雨が降り続く。
低い土地は住宅浸水、道路が川や池のようになり、山沿いでは土砂崩れや土石流が。今日は一体どこが被害に遭うのか。全く予想できないのが怖い。
線状降水帯のダジャレを考えていてふとこんな当て字が浮かんだ。《戦場考衰退》
「戦場(戦争)」について「考」える社会が「衰退」した結果、今また開戦前夜などと言われている。
原爆を落とされ二度と戦争はしないと誓った平和国家日本でまさか?って思うけれど、この平和ボケこそが若者の教育と想像力を衰退させ、知らぬ間に茹でガエル愚民を生んでいるのかも。
まさに自分が若者のころ、政治に関心もなかったし「戦争は悲惨だ」くらいの漠然とした感情しかなかった。戦争について考えたこともなかった。でも歳を経るごとに関心を持つようになり、いまやっとちゃんとした現代史を学んでいる状態だが・・”歴史は繰り返す”のだなとつくづく思う。
『戦後長らく(還暦過ぎの俺から見ればつい最近まで)いわゆる日本の右派を繋いでた共通の根っ子は「反共」(反共産主義)だったんだよな。
自民党も右翼も、勝共連合や統一教会みたいに怪しい連中も、みんな「共産主義国家」の存在と、その勢力拡大を阻止することが「目的」や「大義名分」であり、彼らにとっての「正義」(※カッコつきの正義)であって「その目的のためなら手段を選ばない……」みたいなコトも(結果的に)まかり通ってきた。
これは、ザックリ言えば「アメリカ政治」もそうで、共和党だけじゃなく民主党だって「反共」というのは共通の前提だったわけだけど、その最大の仮想敵だったソ連はとっくの昔に崩壊し、中国も「一党独裁政治だけど資本主義の権化」みたいな国になり
それらの国々が単なる「専制主義国家」になる一方で、これまで「自由主義国家」や「民主主義国家」の盟主みたいな顔してたアメリカが「民主的に専制主義国家に近づいていく」という「民主主義の自壊」が止まらなくなってきた。
仮想敵の共産主義国家は既に存在せず、共産主義の拡大もあり得ないんだから、いい加減、戦後の右派が唱え続けてきた「反共産主義」が何の意味も持たなくなっていることを前提に、モノゴトを考えなきゃいかんのに、なかなかそうならないのが不思議だよねぇ。
今起きているのは「専制主義国家化した元共産主義国家」と「民主的な手段で専制主義国家化した元自由主義・民主主義国家」という専制主義国家たちによる「暴力による世界秩序の模索」という「やくざの世界」への道なんだからさぁ……。』
(川喜田研/フリーライター)
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