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2026年09月07日01:15

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水滸伝 大阪市立美術館

水滸伝をテーマにした大阪市立美術館の展覧会。

江戸時代後期「水滸伝」のヒーローたちの活躍を歌川国芳が戯作絵にして江戸で大ブームを巻き起こしたらしい。それが、 《通俗水滸伝豪傑百八人》シリーズ
 国芳の出世作 梁山泊に集った強者たち 74図が勢ぞろい

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江戸後期の浮世絵師国芳の名を一気にひろめた出世作として知られる。
国芳は10代で歌川豊国に入門したものの長くヒット作に恵まれなかった。そうした不遇を抜け出すきっかけになったのが30代で手がけたこの連作である。
ちょうど日本で小説「水滸伝」が大流行していた。描かれているのは108人中75人。

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◆魅力は構図と誇張にあり 
見どころは、豪傑たちの姿を画面いっぱいに押し広げる大胆な構図。
激しい表情、誇張された身体、豪華な衣装や刺青によって物語の一場面があらわされると同時に、ひとりひとりの英雄像が強烈に印象づけられる。

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神戸市立美術館で「河鍋暁斎の世界」展もやっているが、 中国で描かれた水滸伝の絵を彼が写生したものも本展に展示されていた。

「水滸伝」については、小説も漫画も読まないのでほとんど知らない。AIに聞いてみると、
腐敗した北宋末期の中国を舞台に、108人の豪傑たちが「梁山泊(りょうざんぱく)」という山奥の砦に集結し、「替天行道(天に代わって道を行う)」を掲げて悪徳官吏に立ち向かいやがて朝廷に帰順するまでを描いた壮大な歴史小説 ・・・とのこと。

中国の「四大奇書」の一つに数えられ、実在した反乱軍をベースに創作された、日本でも長く愛されている古典小説で、のちに滝沢馬琴が著す「南総里見八犬伝」もこの小説にインスパイアされたものと言われている。

(小説の前半)
中国全土には、それぞれ異なる特技や事情を抱えた「好漢」たちが暮らしている。
無実の罪を着せられた元・軍人の林冲(りんちゅう)、兄の仇討ちや虎退治で知られる武松(ぶしょう)、酒乱で豪快な僧侶の魯智深(ろちしん) などが、 それぞれの運命やトラブルを経て無法者の砦である「梁山泊」に集まってくる。
彼らは総勢108人に達し、宋江(そうこう)という人物をリーダーとして統率されていく。

(後半)
108人が結集した梁山泊は、朝廷の討伐軍を幾度も退けるほどの一大勢力へと成長するが
リーダーの宋江は「国を立て直すには朝廷に仕えるのが一番だ」と考え、最終的に朝廷に投降(帰順)することを選ぶ。 その後、彼らは国の命令に従って周辺国との戦いや、各地の反乱鎮圧の先陣を切らされる。
この過酷な戦いの連続によって、豪傑たちは病没や戦死で次々と命を落とし、最終的にはごくわずかの生存者しか残らないという悲劇的かつ壮絶な結末を迎える。

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歌川国芳の戯作絵《通俗水滸伝豪傑百八人》シリーズ ほかは、ヒーローたちのカードゲームみたいな花札や、北宋時代の都の絵図や陶磁器の展示もあった。
最後はアニメ映画の原画コーナーがあったが興味なし。むしろ、《水滸伝》を抽象化し現代前衛美術にあらわした白髪一男の作品が目を引いた。

白髪一男「水滸伝」
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