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2026年03月31日02:20

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Reminiscence of KWAIDAN

 *朝ドラ『ばけばけ』ですっ飛ばされたヘブン先生神戸滞在を示す碑石。中央区下山手通り(ひょうご労働図書館前)

小泉八雲の「怪談」で思い出すのは、高校の夏期講習だ。英語の夏期講習READERの教材として、この「KWAIDAN」(英語の原本)を訳していく授業だった。かかりだけ全体授業があってあとは夏休みの宿題だったと思う。せっかくの夏休みなのにこのために登校せねばならず(必修だったか希望者だけだったか覚えていない)、当然冷房などないクソ暑い教室で、下敷きでパタパタあおぎながら授業を受けたのを覚えている。高校の思い出って全然楽しい思い出がない(友達もいないし冷たいジュースを買う金もない、成績もぱっとしない高校生だったので)。それでもぽつりぽつりと覚えていることがある。し、
なにより今、同窓会や同級生の集まりにしょっちゅう声がかかるのが不思議だ。

月末の金曜。どこも大混雑だったが懐かしい先輩と三ノ宮で再会した。
大学のゼミの先輩で、彼は院を出たあと、県立高校の英語の教師をしていた。
とくに親しく付き合っていたわけではないが、映画愛という共通点(彼の場合はカートゥーンやアニメーション映画を研究していた)もあり、細く長くつながっていた。
60才定年の前に体調を崩して休職、そのまま退職したとは聞いていたが、
数年前脳出血で身障者になられ、しかも本人入院中に妻にガンで先立たれたと聞いた。度重なる不幸の真相を一度会って直に話を聞きたいなと思っていた。

聞くも涙語るも涙の悲惨な話を淡々とするので少し救われたが・・

「そういえば貴女も脳梗塞になってたでしょ?」と聞かれ、お互いよく半身不随とかにならずに済んだよね、と。
彼の後遺症は視覚障害で、視界は輪郭が欠けていたりぼんやりとしか見えず、字を書いたりスマホで文字を打ったりもなかなか大変らしい。が、手足は使える。ただ、視覚障害のため足元がおぼつかず外出時は杖をついて注意深く歩いているらしい。
「でも今日は貴女に会うので杖はおいてきた」と笑った。

帰宅後NHK朝ドラ『ばけばけ』最終回(録画)をみる。

失って気づく他愛のない日々の輝きぴかぴか(新しい)

生きている間、元気に会える間に会える人には会っておかなあかんなーとつくづく思った。



*ラフカディオ・ハーン(小泉八雲)は神戸に2年ほどいたらしい。が『ばけばけ』では、松江、熊本、東京編しかなく神戸は完全に割愛された。
神戸滞在期間(約1年7ヵ月)は、松江滞在期間(約1年3ヶ月)より長い。英字新聞「神戸クロニクル」の記者をしながら執筆活動をしていた。
日本国籍を取得し小泉八雲となったのは神戸滞在中だったらしい。

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