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2026年09月16日00:23

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陸軍VS海軍� 仝澆い望�らず互いに競い互いに疑いつづけた2つの組織

NHK映像の世紀バタフライエフェクト「陸軍VS海軍」8/31放映 まとめ ��

冒頭の映像・・
1976年「防衛研修所戦史部」において、かつての陸軍と海軍の元幹部たちが集まり太平洋戦争の責任について激論をかわした。終戦から31年。かつての対立が繰り返された。

陸軍と海軍。国を守るという同じ使命をもちながら2つの組織は全く異なる戦争のヴィジョンを描いていた。
大国ソ連をにらみ中国大陸に勢力を広げた陸軍、アメリカとの決戦を見据え太平洋への勢力拡大をはかった海軍。
海軍大臣:嶋田繁太郎 VS 陸軍大臣(首相):東条英機

陸海軍を率いたのは帝大卒業生にも匹敵すると言われたエリート将校たちだった。
しかし組織の論理から生まれた対立が戦争の行方を左右していく。
ガダルカナル島の闘いー陸海軍がそれぞれの作戦に固執した結果多くの兵士を死に追いやった。戦争末期の台湾沖での航空戦ー海軍が戦果の誤りを隠ぺい、偽りの報告を信じた陸軍は無謀な戦いに向かっていった。2つの組織の対立は終戦までつづいた。

「陸軍は海軍を知らないし、海軍は陸軍を知らない。陸海軍は本当の協力一致ができなかった。最後までバラバラのまま撃破されバラバラのまま敗れた。」(元海軍司令部参謀・吉田俊雄)

陸軍VS海軍。互いに譲らず互いに競い互いに疑いつづけた2つの組織。その対立はやがて国家の運命を狂わせていった。

1905年日露戦争は2人の英雄を生んだ。東郷平八郎と乃木希典。
海軍ー東郷平八郎 ロシアバルチック艦隊を破った連合艦隊司令官
寡黙で兵士たちから畏怖される存在 
海軍は、志願制で少数精鋭、エリート階級主義、士官候補生たちは国際社会でふるまう教養と品格を求められた。

陸軍大将 乃木希典・・難攻不落の旅順包囲戦を制す 権威をふりかざすことをよしとせず、精神論を根付かせる
陸軍は徴兵により集められ、農民も貴族の子弟も同じ釜の飯を食べ平等に戦った。

陸海軍は、天皇の統帥のもと政府の承認なしに独自に軍事行動をとることができた。
陸軍はソ連を、海軍はアメリカを仮想敵国として軍拡をすすめた。

1922年、ワシントン軍縮会議により戦艦空母の保有量が制限された。日露戦争を戦った軍艦も退役させられ、多くの将校が失職。軍人の間で不満が高まる。

捲土重来を切望する機運が高まる中、陸軍関東軍参謀・石原莞爾の指揮のもと『満州事変』勃発。関東軍が中国・奉天(現:瀋陽)郊外の柳条湖で南満州鉄道線路を爆破。この自作自演を中国軍のしわざとした。満州の資源をもとに軍拡をすすめソ連や欧米に対抗する目的。陸軍は傀儡国家満州国の防衛を理由に2倍の国家予算を獲得。

陸軍による『満州事変』の成功は海軍の対抗意識をかきたてた。
海軍は今度はわれらがやるぞと、日本が英米に対抗するには軍拡が必至だと訴え、軍縮条約から離脱。航空戦力で欧米におくれをとっていた海軍は連合艦隊司令長官山本五十六の号令のもと急ピッチで航空戦力の開発をすすめた。一方陸軍もまた航空戦力の開発を推し進めていた。しかし互いに自前主義を貫き、航空機開発からパイロットの養成に至るまで、別々にコトをすすめるのだった。
1936年ドイツで開発された先進的なエンジンDB601に陸海軍は揃って興味をしめした。が別々にエンジン購入を申し出た。日本国としていっぺんに購入すれば半額ですむものを、とヒトラーは日本陸海軍の仲の悪さを笑っていたという。

1937年日中戦争勃発。南京陥落後も戦況は泥沼化し、国民の徴兵数は100万人を超えた。
陸軍は北へ。海軍は南方へ侵攻。
米国ルーズベルトは日本への石油禁輸に踏み切る。米国は交渉の場で禁輸を解く条件として日本の中国・アジアからの撤兵を要求。しかしこれは事実上日中戦争の敗北を意味したので東条英機は猛反発。
「陸軍は、海軍・政府より対米戦争を欲しあらず。然れども志那事変完遂のためには百年戦争も敢えて辞せざるを得ざる」(大本営陸軍戦争日記より)

一方永年アメリカを研究していた海軍は10倍以上の国力を持つアメリカとの戦争に勝ち目がないことを理解していた。しかし海軍は開戦に反対できなかった。対米戦を理由に予算を獲得してきた海軍にとって開戦を躊躇うことは自らの存在意義を否定することになる。
「日本が戦争に負けるということを陸軍に言ったら予算を陸軍によこせと言われる。陸軍がそれをもって何をやるかを心配すると下手なことは言えない」と。

お互い組織の論理にとらわれ、大きく舵を切ることはできなかった。外交による戦争回避はできず、御前会議で日米開戦が決定した。
 
つづく
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