映画『急に具合が悪くなる』では、フランスで一人芝居を上演する老俳優役だった長塚京三
この映画では引退した元フランス文学の教授を演じている。
インテリ独居老人の「丁寧な暮らし」とはこんな感じなのだろう。
朝起きて米を洗い小さな焼き網で鮭を焼く。洗濯機を回し自分で豆を挽いていれたコーヒーを片手にPCをチェックする。
時々訪れる美人の元教え子(瀧内公美)や行きつけのバーでバイトする仏文専攻の女子大生(河合優実)とのやりとりや妄想。エロいことを妄想していると、その妄想に亡くなった妻が出てきて諌める。女子大生に騙されてもそれはそれでいいんだと甘受するいい人(隣家のすぐキレる老人とは対照的に紳士)なのだが、夢の中で瀧内公美に先生が昔私にしたことはセクハラ(アカハラ)だと一喝される。
夢と現実がごっちゃになっていく様は老人性認知症の典型例。原作の筒井康隆氏も晩年に見ていた風景なのかも知れない。
さて、この映画を観て・・私にはどうしても思い出してしまう大学教授がいる。自分が女子大生だったとき、好きなタイプの初老の先生がいた。
そして、その教授との関係性において、少しだけ瀧内公美や河合優実と同じような体験をしたことがある。
そのときのことを書いた日記「T教授へのレクイエム」
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=78348136&owner_id=168303&from=list_diary_search
別に瀧内公美や河合優実に自分を投影しているわけでもないけど(笑)。だって20年も前に書いたものだから。でも文学部の大学教授という部分でいろいろ重なる部分があって興味深い。
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