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2026年05月26日02:04

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カサ・パイラル 家族の家

ガウディ没後100年公式事業 NAKED meets ガウディ展
 場所:グラングリーン大阪 VS   入場料:2700円(土日は2900円)

ガウディ没後100年、そしてサグラダ・ファミリアのメインタワー「イエスの塔」完成予定を記念した公式展覧会。
ガウディの直筆のノートや図面(世界初公開)は貴重だったけど、ほぼレプリカとジオラマの展示だしNAKEDの映像はCGばかりで残念。今まさにバルセロナにあるサグラダファミリアの姿を巨大スクリーンで見たかった。体験コーナーの長蛇の列はなんか万博を思い出してしまった。

世界初公開 ガウディの書簡 「家族の家(Casa Pairal)」
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「家族の家(Casa Pairal)」原文
家というものは家族という小さな国家である。家族も国家と同じように歴史があり外交があり政権交代のような変化すらある。自立した家族には自分の家があり、また自立していても借家に住む家族もいる。自分の家は母国であり借家は移住先の国である。だからこそ自分の家を持つことがすべての人の理想なのだ。本来家というものは家族なしには想定されなかった。家族なしに想定されたのは借家だけである。
家族の家は「カサ・パイラル(家督の家)」と呼ばれてきた。この名を聞けば田舎にせよ街中にせよ誰しも一つはよい例を思い浮かべるだろう。しかし利益追求の精神や生活習慣の変化によって私たちの都市から多くのパイラルの家は姿を消してしまった。残っているものも圧迫され不十分な状況に置かれ、やがては同じように消えてしまうだろう。 
「パイラルの家」の必要性は特定の時代や特定の家族に限られたものではない。それはいつの時代にも全ての人に共通する必要なのである。
独立した住空間、よい方法、豊かな空気と光、これらは都市住宅では一般に欠けている。そのため郊外に建つ無数の塔屋(タワーハウス/別荘)では多くの家族がそこを日々の生活の場としているという興味深い現象が起きている。こうした条件を求め諸外国の都市の住民は交通手段が十分に整っているなら中心地から離れた場所へ住まいを移すこともいとわない。幸いなことに私たちもようやく同じような交通手段を持ち始めているのだ。(そしてさらなる奇妙なことに条件が整えば整うほど実際には使われなくなることもある)だからこそ私たちは手元にある手段を活かし真の家族の住まいについて考えるべきである。そして都市住宅と塔屋の利点を結び合わせ新しいパイラルの家を生み出すべきなのだ。思い描いてみよう=大きすぎず小さすぎない家。標準的な家と呼べるもの。それを拡張すれば宮殿となり逆に縮小して材料や装飾を控えれば裕福な家庭のつつましい住まいともなる、そんな家を。


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バルセロナの町全体がガウディが設計した住居や公園の博物館。ほとんどが世界遺産だ。
この奇妙キテレツな建造物、今ならポップですごいと思うけど100年前は受け入れられず醜悪な景観だと言われていたらしい。

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ガウディが亡くなった頃はサグラダファミリアはまだこの正面のファサードくらいしか完成してなかったらしい。
確かに人間の骨格みたいなデザインだな
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サグラダファミリアの側面や真後ろはこんなふうになってるのね。初めて見た。
何やら雲のようなオブジェに字(ロゴ)が描かれてたり、、
4面とも全然違う顔。まさに生命体のような建物
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《サグラダ・ファミリア》
ガウディはサグラダファミリアを単なる建造物ではなく自然界の法則に支配された「生きた有機体」として構想した。
重力・日光・有機的な成長ーあらゆる設計が自然に呼応している。彼にとって幾何学は自然の論理を模倣するための実用的な道具だった。その結果人工性を排し構造的知性によって息づくような新しい言語が生まれた。

この聖堂は静止しているのではなく呼吸し変化する。ガウディが重厚な壁を廃し樹木のように枝分かれする傾斜柱のネットワークを採用。それらは森の樹冠のように建物を支え色とりどりのステンドグラスから差し込む光が時の移ろいと共に空間を演出する。ここでは光が魂、石が大地、そして垂直性が天空への憧憬を象徴している。

ガウディはこの聖堂を未来へ引き継がれる進化し続けるモニュメントとみなしていた。彼が残した自然の原理と数学的な手法は彼の死後1世紀を経た今も息づいている 。

《ガウディの死とその後 》
1926年ガウディは建設中の教会に向かう途中路面電車にはねられその生涯を終えた。聖堂は未完成だったが市民は工事の継続を強く決意。建設は計画の存続を強く信じる人々の献身に委ねられた。
10年後スペイン内戦により中断1936年には図面や文書、精密な石膏の模型も破壊され建設継続は不可能に。しかし戦後職人たちが散乱した破片を根気強く集めて丹念に修復を試み復興の時代が始まる。この作業を通じてガウディの意図が再解明され聖堂の知的基盤が再構築された。
その後複数の建築家がガウディの構想を守る重責を担った。彼らは頓挫しかけた夢を永続的な遺産へと変貌させた。

ガウディの死から100年。サグラダファミリアは今も歩みを止めることなく世界最長の建築プロジェクトとして続いている。

この贖罪の神殿は一度も公的資金を受けていない。140年以上に渡り人びとの寄付と入場料そして職人や技術者の手仕事によって支えられてて来た。世界最高峰となる教会塔ーイエスの塔は2030年以降の完成予定だ。

「私の依頼人は急いでいません」
ガウディはかつてそう言っていた。その言葉通りサグラダファミリアはその信仰のゆるぎなき営みを体現しながら今もなお成長し続けている。





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