PDTT(Perfect Days Tokyo Toillet)めぐり・・の追記。
2月上京の際、映画「PERFECT DAYS」のロケ地のトイレ巡りをした。
1日ではとても回り切れなかったが、映画に登場する未訪問のトイレをここに掲げておく。
とくに恵比寿周辺にある3つのトイレはもし次回機会があれば、ぜひ見学したいと思う。
◆映画「PERFECT DAYS」ポイント
【恵比寿公園トイレ】
平山(役所広司)の掃除ルーティンに入っている公園。ある雨の日掃除していると老婆がすまなさそうに入ってくる。平山は掃除を中断し老婆が使用中外で待機する。
ニコが家出して平山の家に滞在中、彼の仕事場に同行するシーンがいくつかある。
手持ち無沙汰なニコが「おじさん私も手伝っていい?」と聞き、モップの使い方を教えて、やらせる。
デザイン設計者のことば
【恵比寿公園トイレ】 片山正通 / Wonderwall

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念頭に置いたのは、建築的なものから距離を置き、遊具やベンチや樹木のように何気なく公園に佇むオブジェクトとしての在り方。
日本におけるトイレの起源は川に直接用便する「川屋」(厠の語源)と呼ばれるもので、縄文時代早期に遡る。土で固められたもの、木材を結び付けて作ったものなど極めてプリミティブで質素であった。そんな佇まいをイメージしながらコンクリートでできた壁を15枚いたずらに組み合わせ、トイレでありオブジェクトでもある“曖昧な領域ー現代の川屋(厠)”を構築。壁と壁の間を男性用/女性用/ユニバーサル・トイレという3つの空間への導入とするなど、人々が不思議な遊具と戯れるような、ユニークな関係性をデザインした。
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【恵比寿東公園トイレ】
早朝平山が掃除していると、朝まで飲んでいたらしいサラリーマンがふらふらと入ってきて用を足す。
一見イカみたいなタコ(凧)みたいな外観だなと思っていたが、実際イカトイレと言われているらしい。
デザイン設計者のことば
【恵比寿東公園トイレ】 タコ公園のイカトイレ 槙文彦
このパブリックトイレをきっかけに、公共空間のあり方について再考する機会を与えられたことに感謝いたします。
敷地の恵比寿東公園は、緑豊かな児童遊園として普段から近隣の人々に親しまれている公園です。私たちはこの施設を単なるパブリックトイレとしてだけでなく、休憩所を備えた公園内のパビリオンとして機能する公共空間としたいと考えました。子どもたちから通勤中の人々まで、多様な利用者に配慮し、施設ボリュームの分散配置によって視線を制御しながら、安全で快適な空間の創出を目指しました。ボリュームを統合する軽快な屋根は、通風を促し自然光を呼び込む形態とし、明るく清潔な環境と同時に、公園内の遊具のようなユニークな姿を生み出すことを意図しました。
タコの遊具によって「タコ公園」と呼ばれる恵比寿東公園に、新しく生まれた「イカのトイレ」として親しまれることを望んでいます。
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【恵比寿駅西口公園トイレ】
同僚のタカシ(柄本時生)がいきなり仕事をやめてしまったので、全行程1人で回らなくてはならなくなった平山。てきぱきと各所を掃除してまわるが・・
デザイン設計者のことば
【恵比寿駅西口公園トイレ】 WHITE 佐藤可士和
「清潔」「安心」恵比寿の駅前交番横のトイレは、毎日見る駅前のシンボルとして、極端に目立ちすぎない方がいいと考えました。入りやすく、使いやすく一歩引いた清潔な佇まい。恵比寿駅を利用する人々の気持ちが、少し明るく、清々しくなるように。トイレとして「当たり前な配慮」のひとつひとつに向き合ってデザインした「真っ白なトイレ」です。
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【神宮前公衆トイレ】
さすがに一人では回り切ない。すっかり夜になり仕事の車が駐車違反をとられそうになる。 「すぐ終わりますんで」と警備員に謝りながら退所するシーンがある。
デザイン設計者のことば
【神宮前公衆トイレ】 THE HOUSE NIGO
コンセプトは温故知新。まずはなによりトイレとしての入りやすさと使いやすさを第一に考え、高いビルが建ち並び、日々変わりゆく東京とは対照的に、原宿の片隅にひっそりと建つ、古き良き一軒家をイメージしました。
世代によって、トイレを使われる方が懐かしくも感じ、新しくも感じていただけるようなデザインです。
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【東三丁目公衆トイレ】
日本的な赤、漆塗りのような赤い外観が目を引くトイレ。平山が掃除中にタクシー運転手が駆け込んできてトイレを使うシーンがある。 このタクシー運転手役の人〜映画「国宝」にも兄弟子役で出ていた芹澤 興人。
都内の公衆トイレってタクシー運転手や車で営業している人たちが主に利用する大切な場所なんだろうな。
この映画、同じく「国宝」出演の田中泯や、安藤玉恵なんかも臨時清掃員役でちらっと出ていた。
デザイン設計者のことば
【東三丁目公衆トイレ】 TRIANGLE 田村奈穂
年齢や性アイデンティティ、国籍や宗教、肌の色に関係なく、誰にでも訪れる生理現象を満たす場所、トイレ。けれど、個人のニーズというものが無限に多様であることがわかった今、社会が共有する「公衆トイレ」はどう変わっていけばいいのでしょう?
私の住むニューヨークの街ではLGBTQ+の人々が、自分の認識する性に正直に生きています。渋谷の片隅の小さな三角の土地にトイレをデザインするにあたり、彼らが、ありのままの「自分」を生きる姿を、ありのままを受け入れる社会を想像しながら突き詰めて考えてみた結果、トイレを利用するだれもが、快適な気持ちを同じように得られるために大切なのは、プライバシーと安全です。それを念頭に、個人の空間を再定義して3つの空間をデザインしました。
造形のインスピレーションは、国際都市渋谷にやってくるビジターへのもてなしの気持ちをこめて、また、利用する人々を包み込む安全な場所にしたいという願いを込めて、日本の贈り物文化のシンボルである折形から得ました。
社会に属するすべての人たちが、安全に、ハッピーに生活を営める社会にそんな思いをデザインにこめたトイレです。
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