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2022年05月29日21:54

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週報(22/05/23〜) NHK技研公開2022

コロナ禍となり研究施設での一般公開が無くなり早3年。
毎年終わった後に行き忘れた事を後悔していたNHK放送技術研究所の「技研公開」。
今年は久々の一般公開で、珍しく開催を忘れていなかったこともあり、事前入場申込をした上で出かける事にした。
 
以前、よく通っていた世田谷区大蔵のプールの近くに立地する。(職場が変わり定期券が無くなったので行かなくなった)
当時から知ってはいたものの中に入るのは初めてである。
 
基本的には順路に沿って進む方式で、1階は展示の概略、地下の駐車場エリアが体験コーナーとなっていた。
展示のメインは、以下の感じであった。
・放送方式に関するもの(8K表示、圧縮伝送の符号化技術、音声符号化方式)
・ディスプレイ技術(3次元表示、ヘッドマウントディスプレイ、ELフィルム<薄い、曲げられるディスプレイ>)、
・放送とストリーミングの融合(メタデータの活用)
・AI技術(ニュース原稿分析、手話アニメーション作成)
・音声技術(ラインアレイスピーカ、音声情報の位置情報付加)
 
自分の中では、曲げられるディスプレイはかなり驚いた。
もちろんエンジニアではあるので情報としては知っていたのだが、実際に目にした薄さは想像以上であった。
映像展示はサカナクションのライブ映像である。
ディスプレイの後ろには薄いスピーカも接着されていることもあり、「ディスプレイから音が出る」という状態。
実際目にして耳にしてみると、違和感がないことに驚いた。
 
逆に4K表示の方は、現在の地デジ放送帯域6MHzに[4K×2,2K×1]を伝送して表示するものである。
2K表示(現地デジと同じ解像度のフルHD)は問題ないのだが、4Kは動画のカクツキが激しく実用化までにはまだ課題が大きそうだと感じた。
なおこの放送は、1024QAMでは足らずに2048QAMより上を狙っているらしいことも驚かされた。
 
メタスタジオ撮影の実演も行われていた。
洋服や髪の毛の質感も得られるようにデータを取得している事も驚かされた(特に3Dモデル化していく際の中間値が難しいらしい)が、別撮りで顔のみ拡大動画も同時に撮られている事も驚いた。
顔の拡大動画がないと、表現が伝わらないらしい。
https://news.goo.ne.jp/article/av_watch/trend/av_watch-1411634.html
 
一番驚いたのがAIによる手話CGである。
入力されたニュース原稿に対して、違和感なく手話を実演するアニメーションである。
解説の中で驚かされたのが、手話と言えば手の振りだけが重要視されているように思われているのだが、同時に口の動きがないと全く伝わらないという事。
このCGも手の振りだけではなく、口も一緒に動いており伝えていた。
なお新しい単語表現は、その都度教える必要があるようで、今のところ8,000語は覚えさせたとの事。
https://www2.nhk.or.jp/signlanguage/enquete.cgi?dno=7350
 
今回は仕事にもフィードバックできる様々な展示が見られて、かなり楽しめた。
 
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写真: NHK技研公開2022(エントランス, ELディスプレイ<薄さを強調>, 手話CG)

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