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2021年01月19日23:36

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THE WAY WE WERE

年が明けても在宅勤務がつづいている。仕事しながら昼間BSの映画劇場を観る。リビングのPCの前にテレビがあるから(笑)。

今日は「追憶」The Way We Were
シドニー・ポラック監督。バーブラ・ストライザンドとロバートレッドフォード。バーブラ・ストライザンドの歌う主題歌が美しい。よく知られた作品だけど今回初めて観た。

1974年の映画。学生運動、World War�鏡鐐亜∪鏝紂▲魯螢Ε奪姫撚莖Δ寮崋蹐蝓�
大学のケイティの同志(左翼活動家)役でジェームズ・ウッズが出ていた。

70年代深夜ラジオで「追憶」の主題歌はよくきいた。だけどこれから高校・大学に入ろうという自分には「過ぎ去った思い出は美しい」などと感傷的なことを歌われてもぴんとくるはずもない。

でも、いまこの年になると・・あぁ思い出って・・この歌の歌詞のとおりだなぁとつくづく思う。
八神純子の「思い出は美しすぎて」という歌を思い出す。

Memories light the corners of my mind
Misty water-colored memories of the way we were

Scattered pictures of the smiles we left behind
Smiles we gave to one another for the way we were

Can it be that it was all so simple then
Or has time rewritten every line

If we had the chance to do it all again,
tell me, would we, could we

Memories may be beautiful and yet
What's too painful to remember
We simply choose to forget

So it's the laughter we will remember
Whenever we remember the way we were
The way we were




どんなに愛していてもセックスの相性がよくても主義や信条、価値観が違うとやっぱりうまくいかない。でも人は自分にないものを持っている相手に強く惹かれる。
全く正反対の二人が愛し合うようになる過程もみずみずしい。学生運動に没頭し議論好きなケイティ(バーブラ・ストライザンド)が、キャンパスのプリンス・ハベル(ロバートレッドフォード)に心奪われる姿がなんともかわいらしい。そして、ハベルもただ育ちがよくハンサムなだけじゃない、実は思慮深い大人の男だ。

「彼は自分の国に似ていた。すべてがお気楽・・」
文学のゼミで、ハベルが書いた小説の冒頭の一節。担当教授が「よく書けている」と言って朗読する。自身の軽くて単純な男というイメージを自虐的に表現している。

大学卒業後の再会も運命的。軍服が凛々しいハベルと美しいレディ(勤労婦人)になったケイティ。
やがて2人は結婚するが思想や主義では相容れない。

人は誰でも大人になると妥協が多くなる。若い頃は正義感に燃えてゆずれないものがあったのに年齢を経ると丸くなっていく。丸くなるとは誠実さ真摯さを捨てていくこと。夫婦もお互い丸くなって同調して生きていければうまくやっていけるけど、たまに尖ったままの人もいる。自身の主義主張を曲げずあちこちで問題行動を起こされたら連れ合いはたまらない。

そうして純粋で不器用なために、傷つき、疲れて、お互いのために離婚を選択する2人だけれど、愛がなくなったからではない。憎しみあってもいない。そのことがラストシーンで証明される。

街角で偶然の再会。「元気そうだね、パートナーはいるの?」(こう言う時、相手がまだ独り身だったら気まずい)
そしてお互いの生き方を尊重しつつ、相手の幸福を心から祈りつつ別れる。
せつないおとなの選択。

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