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2024年04月06日20:11

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棚からぼた餅ならぬ1万1千円が落ちてきた

 4月6日土曜日。
 3カ月くらい前、地元密着系のフリマ「ジモティ」にプラモデルを出品した。価格を設定するためにそのプラモデルをメルカリで調べたら、1万5千円と驚くほど高い。ちょっと迷った末、1万2千円にした。出した本人が言うのもなんだが、こんなにマニアックで高額なプラモデルが神奈川県限定で果たして売れるものなのか? 
 今週、購入希望者が現れた。ちょい嬉しくなって、自分のほうから気持ち千円を引かせてもらうと伝え、本日午後4時半、逗子駅で引き渡すことに。
 午前中は相も変わらず詩人全集の作業。
 一部の原稿でタイトルを付け直し始めたら、結局、全部のタイトルを見直すことになってしまい、それに伴ってまるで現代国語のテストのごとく原稿を読み直すはめに。すでに5回も6回も読んでいるのに、あらためて読むと「こんなことを書いていたっけ?」と不意を突かれる箇所が多々ある。
 シーフード・スパゲッティの昼食後、ふたたび1時間半ほど作業を継続。
 午後3時過ぎ、クルマで逗子駅に向かう。途中、ブックオフに寄って30分弱、読みたい本を探すも本日は見つけられず。10日に1度は訪ねているため、新たな本が棚に並ぶとわかるほどに、この店舗の古本が頭に入っている。まったく自慢にはならないが(笑)。
 午後4時過ぎ、逗子駅近くの大型スーパー駐車場にクルマを駐めた。3千円以上の購入でパーキングは2時間無料。4時20分に逗子駅。
 すぐに購入者と会えた。彼の目の前で箱を開いて中身を確認してもらって取り引き終了。その際、彼から双実堂コーヒーの豆をお土産にいただいた。金沢文庫にお住まいのひとだった。
「ジモティ」の原則は会って直接取引なので、毎回毎回、微妙に内容が違ってくる。
 たとえば1月の終わりに、”無料で譲ります”で見つけたある物を引き取りに行った時、なんとなく無料というのが申し訳なくて500円玉を出品者に渡したところ、相手のかたが「無料なので要りません」と。「いえ、それならこの5百円玉を能登地震に寄付して!」と返したらとても嬉しそうに「そうします」と言ってもらえた。
 誰かに会う、というのは日常の延長線上にある相互作用なので、多少の面倒くささはあるものの、九分九厘、お互いが善意のひとになる。
 彼と1分の立ち話後、スーパーに戻ってトートバッグ2つ分の食料品を買った。
 かなり気温が上がったのか、クルマの窓を閉め切っていると暑い。
 スピーカーから大瀧詠一の「すこしだけやさしく」が流れてきたので、ちょっと歌ってみた。歌詞の半分くらいは覚えている。

♪少しだけ優しくしてあげる
 もしも心に怪我をしたなら
 淋しさって繃帯で縛ってあげる
 少しだけ優しくしてあげる
 
 雲の合間から太陽の光が差し込んでいるにもかかわらず、不意に言葉が詰まって胸に熱いものがこみ上げてきた。
「もしも心に怪我をしたなら」
 心にかすり傷を負っていそうな何人かを思い浮かべ、自分だってそのうちの一人であることも自覚していて、こんな歌詞を口にしたら哀しくなってしまったのだった。
 なぜか、クルマの中で感傷的になることが多い。たいていその引き金は音楽だ。歌詞に限らない。メロディラインが甘いとかせつないとか、そういう曲調がすとんと心に落ちてきたら、涙ぐみそうになることがある。
 2カ月くらい前から、もう一回だけクルマを買い替えようか、という物欲が湧いているのだが、理由のひとつがカーオーディオをもっと充実させたいことだ。ディスプレイで映像込みの音楽に触れたくなっている。もちろん運転している限りは真剣に見ることなどできない。が、チラ見でいいのだ。そもそも鎌倉なんて走っている時間より渋滞で停まっている時間のほうが長いくらいなので、信号待ちの時にでも5秒10秒とコンサート動画を見ることができたら……。
 
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