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2022年04月21日14:15

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経済グローバル化の果ての戦争

    昨夜(20日)のTBSニュース番組でイギリスの国民食のタラとジャガイモの揚げ物のジャガイモはかなりがロシア産で、今は品薄である事が紹介されていた。ジャガイモはイギリスの気候に合うため、近代以降は大量に作られ、もちろん、自給率は100%だった。でも、90年代からの経済グローバル化に押されて、安いロシアのジャガイモを買うようになったと思われる。日本で言えば、外国産のお米で寿司を食べるようなものだ。

  石油と天然ガスは元々グローバル貿易だったが、それも90年代からさらに進み、特にヨーロッパ諸国はロシアに依存すようになった。大量のお金がロシアに入った。ロシアの輸入額をはるかに上回るお金が。使い道はないため、軍需産業にロシア政府は投資するしかなく、また、国民が働かなくても外貨が入ってくるため、大統領以下の政治家や役人たちも今や未来の世界を見る事もなく、栄えたソ連時代回顧にもなり、大ロシア主義にもプーチンはなり、過去の因縁を持つウクライナを侵略した。これがいきさつだったかもしれない。「グローバル経済」を絡めると見えてくる。そして、外国の事は知らないが、日本の全マスコミは経済要因を伝えていない。国会議員たちも語っていない。おかしいわけである。

  やはり、イラクがそうだった。有り余る石油収入を軍備に使い、フセイン大統領以下の政治家たちも今と未来を見る事がなく、かつてのバビロン帝国回顧にもなり、歴史的因縁を持つクェートを侵略。サダム・フセインとプーチンは同じではないか。

  更に言うと、フセインとプーチンを戦争屋にしたのも、「資源グローバル化」である。「相互に経済依存すれば、戦争すればどちらも困るから戦争は起きない」が自由貿易主義者たちの言い分だが、石油や天然ガスみたいに地域偏在の強い物品と、生存に欠かせない食糧はグローバル化から除外すべきである。やはり、偏在しているウランも。日本はエネルギーと食を何としても自給しないといけない。それゆえ、17日の新聞に報じられていた「空気エネルギー」の早急な実用化を願う。
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