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2020年08月27日01:29

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大鎌戦役

月曜、横浜ヨドバシに立ち寄ると、
ボードゲームコーナーが拡充されている様に見えた。
コロナ禍もあり、おうちニーズが高まっているのだろうか?

そんなコーナーで、ついまた手にしてしまった、
「サイズ -大鎌戦役-」の重くデカい箱。

油彩調の美しい箱絵。
一見牧歌的な欧州農場風景の様でいて、
背後にフロントミッションみたいな歩行型兵器群が見えているのが、
なかなかシュール且つスチームパンクなムードで、
このゲームが描くトンがった世界観を打ち出している。

1920年代の架空の東欧を舞台とした、
兵器による戦闘だけでなく経済活動や民心も大切になる、勢力争い・・・
何やら独特の美学と個性を感じる各勢力のキャラクター駒と、
アーマー感溢れる歩行型兵器駒が、デッカいフィギュアになっており、
「どうか塗装してお使い下さい」と言わんばかりである。
大きめなヘックスに区切られた東欧世界のボードも美麗であるし、
コンポーネンツのアートワークのクオリティはかなり気合いの入ったものである。

動画も音も無いアナログゲーム、ボードゲームで、
どれだけ独自の世界観を描き、伝え、魅了する事が出来るのか・・・・・・
とても挑戦的な事をやろうとしているパッケージだと感じる。

しかもこのゲーム、罪な事にソロプレイが可能な上に充実している。
ソロプレイ用に別個のシナリオが準備されているとかではなく、
「オートマ」という限定免許みたいな響きの、仮想敵システムが準備されているのだ。
その名も「オートマカード」なるカードを山札にして、
相手のフェイズでそれをランダムにめくると敵の動きが指示されるというもの。
しかもイージーからハードまでの4段階の「オートマ」がおり、
自分のレベルに応じてセレクト・挑戦出来る。

更にダメ押しの様に拡張キットも販売されており、
箱絵や追加勢力のフィギュアがまたいちいちキマッてたりする。
コンポーネンツマニア狙い撃ちって感じ、である。

ゲームなんで勝敗はあるけれど、
それよりも何と言うか・・・
「世界観を味わう」事自体がこのゲームである、という予感がする。

で・・・園まり、もとい、そのつまり・・・・・・・
結局は買ってしまったんであ〜る。

重い、箱がズシリと重い。
これはきっと、格納されたフィギュア駒たちの所為だ。
そして間違いなく、説明書も薄いなんて事は無いのダ。

そして買ったはいいが、シュリンクむしる気力なく未開封のまま。
日記用の写真すら撮れていない。
今の私の状態で、果たしていつになったら開封・プレイされるやら。
しかも拡張キットも、揃えてしまうんだろーナー。

老後の楽しみ?
いや、自分にそんな、
デアゴスで縮尺築城を楽しむ様な悠々自適な老後なんてあるのか?
いや待て、開封しても、
既に今のmy脳が、早朝の脳ベルSHOWでも結構間違えてる50歳のmy脳が、
薄く無いであろう説明書だの「オートマ」だの、
果たして理解出来るレベルにあるのだろうか?

これだけ重い買い物して、
「大鎌戦役、遊べませんでしたっ」ていう結論が出た場合、
それこそ自分が大鎌に襲われた様な衝撃が走りそうだ。

まあそうなったらそうなったで、
いよいよコンポーネンツマニアとして本領発揮し、
「大鎌戦役」をアートとして鑑賞しよう。

しかし最近、ソロプレイ可能な作品増えている感じもあり、
ボードゲームコーナー、何やらキケンである。












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