昨夜は人間の持つ負の方のエネルギーに、
少し疲弊させられた。
帰路、車窓の鄙びた夜の街景に、
ホッとさせられた。
何か、若い頃の記憶に重なっている気がした。
半透明の懐かしき人々の声が聞こえた気がしたので。
今朝。からだが重い。
それでも起き上がり、朝食がわりを齧り、
残り僅かの微糖紅茶をペットボトルから飲み干す。
暫くPC画面と向き合っていたが、
またベッドに戻り、横たわる。
微睡の中で、不意に苦しくなる。
感覚に名をつけてみようとしたら・・・
「喪失感みたいなもの」という言葉が浮かんで来た。
あっているかは、分からないが。
思考の渦巻きを止めた方が良いと感じ、
横たわったまま、ダラーッとした左腕で、
何でも良いからスマホのYouTubeを付ける。
目に留まったものを開こうと、タップしたら、
こんなものが始まり、つい最後迄、横たわった首のまま、
約20分間、眺めてしまった。
【短編ホラー】ブルーホール
大家の行動が一番怖い・・・と思った。
話進める上での役割、機能を持たされているのだろうが、
何かこういう、人を巻き込み続ける人って、いる。
同じ行動パターンで。
スマホをベッドに伏せて、
横たわっている部屋の開いた扉の向こうの、
シンとした薄暗い屋内を眺める。
無音。
先程の「喪失感みたいなもの」くんの力は弱まっていた。
どうやら視聴中は「今」に集中出来ていた様だ。
昔々、連日の仕事の激しさの中、
通勤帰りの電車で平山夢明の短編集を貪り読んでいた感覚を、思い出した。
読み易さと非日常へブッ飛ぶ刺激が、
脳を或る方角へ行き過ぎぬ様に紛らわせ、
調整してくれていたのかも知れない。
サンキュー、ユメアキ。
おもては昼か。
時間は、ややゆっくりめに流れてくれていると感じる。
PC前に座り、アフリコーラのCMを久し振りに鑑賞した。
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