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2018年08月12日06:43

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浜風のつぶやき2018〜25〜100勝が強くすること

2第100回大会で春夏通算100勝。これを目指して原田監督以下チーム一丸となった竜谷大平安。初戦の相手が鳥取城北と聞いてどう思ったのだろうか・・・・

この日は朝から満員札止め。梅田駅でもすでに何度もその旨を伝えるアナウンスが流れた。8時の第1試合にして4万人の観衆だ。その期待に応えるように平安は初回に先制する。

水谷君が安打、送って3番の松本君が3塁打という鮮やかな得点だった。この松本君は打力もさることながら足が速い。2塁ベースを回ってからさらに加速して悠々と3塁に到達した。

鳥取城北は1回の表、先頭の吉田君がヒットで出塁するが盗塁失敗。その後連続三振で攻撃を終えると2回3回4回と三者凡退。5回には2死から四球で出るが盗塁失敗ときれいに15人で片づけられた。

平安の小寺投手。コントロールがよく高めにボールがいかない。鳥取城北は攻撃がつながらない。

そんな中で平安は4回、無死1塁から併殺となったが、内野安打と盗塁でチャンスを作ると小寺君がタイムリーを放った。2−0・・・・

少ないチャンスを確実にものにする平安。鳥取城北は6回7回と走者を出すがしぶとく守られ、いい当たりが野手の正面を突くなど運も平安に味方しているかのように思われた。

だが、8回だ。1死2塁のチャンスから山下君のタイムリー、更に吉田君の3塁打で同点に追いつく。そして河野君に四球を出したところで平安は小寺君から左の北村智君に投手を代えた。

1死1・3塁。逆転のチャンスに鳥取城北は3番4番だ。しかし北村君は踏ん張って同点止まり。

8回裏の平安、9回表の鳥取、ともに先頭を出したが無得点。9回裏の平安もあっさり2死。延長かという空気が流れる中、水谷君が四球を選ぶ。さらに2塁、3塁へと盗塁を成功させたのだ。2塁はともかく3塁への盗塁はまったく無警戒だった。

球場の圧力が鳥取の難波投手にかかる。そこで安井君の鋭い打球は三遊間を破った。サヨナラ・・・・

いつもの右隣にいる横浜オジサンはラジオを聴きながら観戦している。試合後のインタビューで平安の原田監督な涙を流しながら選手たちがよくやってくれたとコメントしていたと教えてくれた。

苦しい試合だった。共にチャンスが少なく、しかもそれを互いに得点につなげた。9回は2死となり延長も覚悟しただろう。だが水谷君の2つの盗塁が球場の雰囲気を変えサヨナラにつながった。

敗れた鳥取城北も力は互角。だが、強いて言えば鳥取は2回試みた盗塁を共に失敗している。さらにスリーバント失敗の三振もあった。

相手に圧力をかける。それは走者を一つでも進めることだ。それによって投手は落ちるボールが投げにくくなったり、前進守備で野手の間が広くなったり・・・・

その差が出たように思う。勝った原田監督が一番この勝利で多くのことを学んだのではないだろうか。100勝という記録以上に平安を強くするかもしれない。

平安お得意のHに黒い人文字は劇的な試合終了後ピンクの100に変わった。



2018年8月11日 第100回全国高校野球 1回戦(於 阪神甲子園球場)
鳥取城北
000 000 020 = 2
100 100 001x = 3
竜谷大平安

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