尖閣と中国の暴走16（靖国参拝の影響・他

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　１６日読売夕刊。中国、国防白書を発表。日本を「釣魚島で問題を作り出した」と名指しで非難。「国家主権と領土を守るため、断固として必要なあらゆる措置を採る」とした。翌日各紙、日本外務省は抗議。

→　さらなる軍拡の前触れ。。中国経済が許す限り、軍拡は続きそう。




　２３日各紙夕刊。尖閣領海に中国公船８隻が侵入。過去最多。政府は抗議。官房長官は「靖国（に麻生副総理を始めとする複数閣僚が参拝したこと、安倍総理が真榊奉納したこと）とは無関係と思う」。安倍首相は「領海内の日本漁船に反発したのではないか」。日経は、日本の保守系政治団体の船が尖閣に向かっていることに反応した可能性を指摘した。

→　夜のニュースでは、総理の言う漁船は日経の書く政治団体の船のことだそう。田母ちゃん率いる漁船９隻で、中国の公式的立場ではこれを取り締まる目的で公船を出した、としている。

　でも、これだけが原因だとしたら反応が早すぎる。どう考えても、靖国も原因でしょう。で、多数の船が接続水域に向かっていたところ、日本の政治団体の船も来たので、それを良い口実に、これ幸いと領海に入ったということだと思う。


　２３日夜のニュース。中国公船８隻が領海に入った件。今ちょうど、米国軍制服組トップが訪中しているので、これで米軍が動かなければ「アメリカは中国の実効支配を認めた！」と宣伝出来るからだ、という説が紹介されていた。

　また「四川大地震で中国国民に中国政府に対する不満が広がっているため、目をそらすためだ」という説も。

→　なるほど。にしても、安倍内閣（特に麻生副総理）や田母神の不用意さは犯罪的。田母神は政治家ではないから政治センスが無くても仕方ないけど、政治家は違う。

　特に麻生は、「総理・官房長官・外相」ではないけれど、副総理なんだから、中韓の反応は誰にでも予測出来た。中韓とも、国内事情から、日本に対して怒るきっかけを探している面があるし。

　なので麻生がどうしても参拝するなら、北朝鮮の動きが治まってから（終戦の日とか、秋の例大祭とか）にするべき。それも、海保に尖閣周辺での警備を増強せよ、と指示を出してからにするべきだった。




　２５日産経。米国務省報道部長が会見で、中国船の尖閣領海侵犯について従来の見解を繰り返し、懸念を表明。

→　反応が地味。米国としては、今は中国とも韓国ともモメたくないからね。


　２５日朝日夕刊。ブレジンスキー（カーター時代の米国大統領補佐官）氏が、先日の中国公船８隻が尖閣領海に入った件で「日本の発言は好戦的だ」と批判。

→　政府を離れた人とは言え、アメリカの本音が見える。今は中国を刺激してくれるな、という。


　２６日夜のニュース。中国外務省の副報道局長は会見で、尖閣諸島について、中国として初めて「中国の核心的利益だ」と明言した。

→　露骨に靖国の影響。これで互いに引けなくなった。中国が以前から言いたくて仕方なかったところ、日本が口実を与えてしまった。安倍外交の失敗。




　１３日産経・読売。尖閣接続水域を中国公船３隻が航行中。読売夕刊、３隻が続けて航行中。

　１４日読売。尖閣接続水域を中国公船３隻が航行継続中。

　１５日読売夕刊。尖閣接続水域を中国公船３隻が航行中。先日までの３隻は外に出て、新たに別の３隻と交代した。

　１６日産経・読売。尖閣接続水域を中国公船３隻が航行中。


　１６日日経朝日読売東京の各紙夕刊。尖閣領海に中国公船３隻が侵入。国有化以降、これで37回目。


　１７日産経・読売。中国公船３隻、尖閣領海から出て接続水域を航行中。１７日読売夕刊。尖閣接続水域を中国公船３隻が航行中。


　１７日各紙夕刊。中国海軍艦２隻が沖縄付近を通過。１８日各紙。中国軍艦、尖閣周辺海域を航行した、と新華社通信などが報じた。


　１８日読売。尖閣接続水域を中国公船３隻が航行中。１８日読売夕刊。尖閣接続水域を航行中だった中国公船３隻が水域を離れた。


　２１日朝日・産経・読売。尖閣領海に中国公船２隻が一時侵入。

　２２日産経・読売。尖閣接続水域に中国公船３隻が出入り。２２日読売夕刊。尖閣接続水域を中国公船３隻が航行中。


　２３日読売。尖閣領海に一時中国公船３隻が侵入。その後３隻は接続水域を航行中。


　２３日各紙夕刊。尖閣領海に中国公船８隻が侵入。過去最多。政府は抗議。官房長官は「靖国（に麻生副総理を始めとする複数閣僚が参拝したこと、安倍総理が真榊奉納したこと）とは無関係と思う」。安倍首相は「領海内の日本漁船に反発したのではないか」。日経は、日本の保守系政治団体の船が尖閣に向かっていることに反応した可能性を指摘した。


　２４日毎日・東京。中国公船８隻、尖閣領海外に出る。読売。侵入は12時間に及んだ。他に２隻が接続水域を航行しており、計10隻が23日午後８時現在接続水域を航行している。


　２７日産経・朝日夕刊。先日、尖閣領海に中国公船が８隻侵入した際、中国軍機（大半が新型のSu27やSu30）40機超が周辺に飛来していた。空自を疲弊させる狙いか。複数の政府高官が明らかに。


　２４日読売夕刊。尖閣接続水域を中国公船３隻が航行中。


　２５日読売夕刊。尖閣接続水域に中国公船３隻が侵入し航行中。


　２６日読売。尖閣接続水域に中国公船が一時５隻侵入。その後２隻が外に出て、３隻が水域内を航行中。


　２６日日経夕刊・朝日夕刊・読売夕刊。尖閣領海に中国公船３隻が侵入、航行中。


　２７日読売・産経。尖閣領海に侵入していた中国公船３隻が領海を出て接続水域を航行中。


　２７日読売夕刊。尖閣接続水域を中国公船４隻が航行中。