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2024年04月16日10:34

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AIの現状と未来、画像生成AI

AIの現状と未来 画像生成AI
 画像生成AIには、お世話になっている。画像生成AIが、急激に進化して、これは面白いなと思った。最初の頃は、無料で使えたのだが、今は、無料の場合は限定される。AI自体は、自由に使えるのだが、自分のパソコンで使うとなると、かなりのスペックが必要になる。そこで、外部のサービスを利用した方が何かと便利だったりする。本格的にAIを使う場合は、自分でパソコンを揃えることになるかと。今、普及し始めているAIは、かつての3DCGとは、考え方が違う。CGの仕組みも一般の人にとっては、何のことやらかもしれない。昔のCGは、とにかく角ついていた。これは、平面を組み合わせて球体を作るためだ。これを面取りと言い、絵画のデッサンの基礎的な描法の1つだった。絵を描いている人なら、CGが、何をしようとしているのか直ぐに分かった。だが、今回のAIは、この面取りを使わない。平面という発想の元に画像が作られている。非常に分かりにくい概念かもしれないが、現代の美術作品は、立体と平面とに分けられる。立体は、彫刻などの、本当の立体物。絵画などは、全て平面としてまとめられた。立体感を表現しようが、平面は、平面という考え方だ。この考え方が、19世紀のフランスは、花の都パリで起こっていた。マネが描いていた平面性を持った絵画などがそうだ。絵画は、平面だという考え方。日本絵画の場合は、この西洋の平面性とは、また、違った考え方をするが、今回は、西洋絵画的な平面性を取り上げる。それが、今のAIに繋がっているからだ。ここを理解するのは、本当に大変かと思う。それ程、難解な思考になる。この考え方が生まれたことで、絵画の、特に、西洋絵画に平面性が強調されるようになり、その後の、絵画革命が進んでいった。その切っ掛けになったのが、浮世絵だとも言われる。浮世絵は、平面的に描かれており、当時のヨーロッパの若き画家達に影響を与えた。また、写真も発明され、普及し始めていた。画家も、写真に興味があったようで、写真を元に絵を描いたりしていた。アングルなどは、写真排斥に動いていたが、それは、叶わなかった。絵画で写真を元に絵を描くことを良しとしない考え方は、アングルなどの守旧派の考え方からきている。今では、写真を元に絵を描くのが普通になっている。これも、絵画は、元から平面だという発想があるためだろう。絵画は、平面だが、別に、立体的に描こうが、距離感があるように描こうが、何の問題もない。平面表現は、絵画表現の1つであって、絶対的な価値ではない。写真は、実は、非常に平面的な画像だ。立体的に見えるかもしれないが、立体感は無い。これも、一般の人には、理解し難いことかもしれまいが、クラシックアート的な立体感とは、そういうものではないのだ。だが、写真が、だめなのかと言えば、そんなことはないことは、誰でも分かるだろう。つまり、立体感も、絶対的価値ではないということが絵画の価値観として定着したのだ。具象的に見えるが、立体的ではない絵画を絵画として受け入れるようになった。それが、フォトリアリズムの世界だ。写真を絵のモチーフとして描く描き方だ。現代のAIは、古典絵画的な考え方ではなく、19世紀に新しく起こった印象派などの絵画ムーブメントの考え方をベースにして作られている。そのため、映像的だ。分かりやすくいうと、写真のように作られている。印象派のように、微粒子を組み合わせて画像を作り上げるイメージだ。そこに面の発想はもうない。CGのように立体的に作るのではなく、あくまでも画像として作っている。立体的には見えるが、立体感はない。これも写真と同じだ。遠くにあるように見えるが、空間が描写されている訳ではない。観念的立体視、観念的空間と言っても良いかもしれない。立体的に見えるということと、立体感と、立体描写は、違うのだ。良し悪しの問題ではなく、平面の捉え方の問題だ。平面の中に立体感や距離感を描こうとするのか、平面を平面として認識し、そこに立体や距離を写し込もうとするのかの違いだ。フォトリアリズムが出てきて、この考え方、描写法が広まっていった。フォトリアリズムの次に登場したスーパーリアリズム絵画は、クラシックアートと親和性があり、より絵画的になっているが、ハイブリッド、つまり、新しい概念が加わっていることは間違いない。画像生成AIが作る画像は、より写真性、画像性を強めたようなスタイルになっている。細部までしっかり描写し、映画フィルムのように、画像を連続させることで、動かすこともできる。モデルもいないのに写真撮影する感覚。魔法のようなカメラのイメージだろうか。






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