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2021年09月04日21:37

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本日もブレードランナー漬け

 午前10時半頃からiMacの前に座り、ニュースや毎日覗きに行くブログを読んだあと、翻刻の校正を始める。昨年の今頃に翻刻した原稿を追っていると、すっかり内容を忘れていることにめげる。解読することに一所懸命にならざるを得ない、という事情を割り引いても、情けない。
 そんな頃に郵便配達の人が手渡しでレターパックを届けてくれた。
 既にご連絡をいただいているので驚くこともないのだが、マイミクの作家さんから「ブレードランナー」のサントラ版を送ってくれることになっていて、たぶん週明けに定形外で届くだろうと予想していたので、いささか慌てた。
 著書を1冊同封してくれたために、高いほうのレターパックになった。
 開封して、梱包が丁寧であることを知ると、感謝よりも先に「小さいことも疎かにしない人なのだろう」という思いがした。「神は細部に宿る」という慣用表現があるが、乏しい社会経験の中で得た人生訓の一つがこれだ。わずか1分、されど1分で、営為の良し悪しが大きく変わる。今の世の中は横着であろうがなかろうが、人生の成果はあまり変わらないと思う一方、天国へ行くか地獄へ行くかの2択がもしあるとしたら「縁(えにし)を疎かにしない」人が幸福なあの世に入ることになりそうな気もする。
 早速、CDを1枚コンポに挿入。2枚組だった。
 昼ごはんが午後1時だったので20分ほどでいったん止める。レジューム機能があるので止めた時点から聴くことができる。
 私が持っているヴァンゲリスの「ブレードランナー」と少し、いや、かなり違う。そのCDはiTunesに吸い上げて何処にあるのかわからないのですぐには比較出来ないのだが、途中、台詞があったり、効果音がある。映画のワンシーンをリアルに思い浮かべたり、見ている時の自分を思い出したり。
 昼食後、一枚目の残り30分を、正座するような恰好で聴いた。
 午後2時半、九条の会があるため、家を出る。
 傘をささないでもぎりぎり大丈夫程度の小雨だった。ちいさな雨粒が空中に漂うコロナウイルスを片っ端から洗い落としてくれそう、という妄想が出た(笑)。
 閉会後もほぼ同じ小雨で、一応傘をさして歩いた。通行人とすれ違う距離が多めにとれるからという理由で。
 帰宅後、二枚目のCDを全部聴いたところで、夕食の時間となった。
 感想はリアルである、に尽きる。そしてブート版だということなのに、一部の音質がとてもいいのだが、なぜなんだろう?
 午後9時前、パソコンを起動すると、感動できたメールが一通、問い合わせメールが一通。後者についてはさっさと返信する。それは九条の会のメンバーからで、「先日ご紹介していた芝居のことなのですが、あなたのお知り合いって○○さんですか? 実は実は、2年前にそのお芝居を私は……」という内容だった。
 ○○は学生時代の友人で、たぶん本日、私が書いた手紙が彼の許に届いているはずだ。
「なんと世間は狭い」などと彼女は結んでいたのだが、袖すり合うくらいに世間というのは狭いものだと思う。
 今日もこうして人様のおかげで楽しく過ごすことが出来ました、の巻。
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