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2021年08月30日20:40

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咬まない犬、人を襲うクマ、蜂を殺す農薬

 昨日も今日も猛烈な暑さ。昨日の午前中ははがきを2枚書き、歩いて郵便局へ行って投函。本日も正午、手紙を投函しに郵便局へ行ったのだが、往復のわずか15分で不織布マスクは汗が染み込み、洗って再利用する気になれないほどだった(→捨てた)。
 昼イチ、ラズリを連れて浴室に入り、「ふたり」でシャワーを浴びることにした。老犬にこの暑さは堪えるだろうと思って。湯は使わず水だけでラズリにシャワーを浴びせかけ、掌で背と言わず腹と言わずもみ洗いした。ラズリは身体が濡れることを厭う性格だが、私がすることは全て受け容れる。なのでじっと耐えていた。
 週末、『人を襲うクマ』(ヤマケイ文庫)を読了。タイトル通り中味は、21世紀以降、クマが人間を襲った事件を中心のルポルタージュで、40ページほど「クマの生態と遭遇時の対処法」というテーマで専門家の寄稿もあって、とても役立ちそうな内容だった。もっとも私は登山をしないし、鎌倉近郊にクマもいないので、役に立つもなにもないだろう。
 で、ラズリの話に戻るのだが、ツキノワグマほど大きくはないものの一応は獸である。しかしボーダーコリーほど獸性が乏しい動物はいないと断言できるほどにラズリは私に従順で、時々つまらなくなるのだ。顔に強いシャワーを当てたら咬む、くらいのことをすりゃいいのに、おとなしくする義務があるかのようにふるまう。歯磨きの時でもそうだ。奥歯に歯ブラシを突っ込んでるのだから苦しいだろう、咬めよ咬めと言うのだが、それこそ歯を食いしばって耐えている。ツキノワグマのように私の手を噛んでぐいぐいと揺さぶってみりゃいいのに。もちろん、本気でそんなことをされたら動脈が切れて骨も折れるのでただの夢想なのだが、それにしても自分の振るまい方を心得過ぎるというのも物足りない気がする。猫のほうが言うことを聞かない分、野性を見る楽しみがあるか。
 シャワーのあと、タオルドライ。浴槽に浸して身体をシャンプーしたわけではないから、夕方、散歩から帰った時には9割方、乾いていた。
 朝、昼、夕、クロアゲハ蝶が飛んでいる。玄関を出て50メートルも進むと必ずと言っていいほど私の周りにまとわりついて、多少ぎこちなくひらひらと飛び回っている。
 クロアゲハと並んで必ずと言っていいほど遇うのが背と尻尾が青色に輝くニホントカゲで、近づくと素早く私から離れて行く。陽の加減で虹色のようにも見え、初夏から晩夏まで、いつも目でその姿が見えなくなるまで追ってしまう。
 庭のトウガラシをじっと観察していると、蜜蜂より二回り小さな蜂が飛んでいるのも毎日目にする。
 先週木曜(26日)の夕刊に、「ネオニコ系農薬 生態系への影響は」という記事が載っていた。八郎湖とそこに流れこむ河川を調査した結果、ネオニコ系農薬のジノテフランが検出された。この農薬は蜜蜂の大量死を招いた元凶だとされていて、欧米では2018年からネオニコ系農薬が禁止になった。が、環境省は「ネオニコ系農薬と生態系影響の因果関係ははっきりしていない」として、現在も日本は使い放題である。怪しきは罰せず、というのは司法に限って評価されるべきものであり、環境最優先の現代に於いては使用を控えるべきである。ネオニコ系農薬に代わる農薬はあるはずだし、米や野菜に対しまるで工業製品のように完璧さを求める我々国民も環境問題の一端を担っていないか? 庭で大葉を育ててみたら簡単にわかることだが、虫食い跡がない大葉なんて自然界にありません!
 うちは蜂も蝶もトカゲもわんさといて、牧歌的だ。米づくりに農薬は必要なことは知っているのでなんとも言えないが、せめて自然というよりむしろ我々の健康優先で農薬規制をすることが今、コロナ対策の次の次くらいに大事なことではないか? じゃあコロナの次の課題は何かという問題だが、個人的には老朽化しメンテナンスが超悪いインフラの再整備だと思う。耐用年数を過ぎた水道管にガス管が3割とも4割とも言われ、さらにトンネルや橋のメンテナンスもきわめて不十分だ。こういうところに金を掛けないと、この先、さまざまなトラブルが頻出するばかりか、生命までもが脅かされる。
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