mixiユーザー(id:17922359)

2021年07月18日16:46

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フェイスブック投稿から

真に死を自覚すると、感染症も気にならなくなるし、そのような患者さんも同様である。戦前の日本などのハンセン氏病患者の隔離政策とそれを支持、協力した人たちは勿論だが、戦後にその療養所に行った人たちで感染のことが気になった人も、そうではない者も、更には多くの元患者さんも、共生社会のヒントは見出していないが、それもそういう事だった。みんな現代人である以上は、元患者だけが特別ということはあり得ない。一部のクリスチャンから聞いた「ハンセン氏病の人は神に選ばれている」は確かにおかしい。「神に選ばれている」とは死を自覚して、自分の他、人間の弱さを徹底的に知り尽くした人たちのことだから。その発言の「神」とは何かと思うし、各教派にもいるわけだから。
  今から想うと、死の3年くらい前から伊藤まつさんは死を自覚し、真の信仰を得ていったわけです。僕はそれには程遠かったものの、その姿は印象的でした。
  話は戻りますが、ハンセン氏病の例は今のコロナにも当てはまります。ウィルスを科学的に理解すればそれで済むのに、多くの人たちが「死にたくない」と思い、心乱している。それが不幸や寂しさの原因だよ。「死にたくない」と思えば、どんな恋愛も、仕事も、奉仕活動や学問も、小説書きもできないよ。それらは身体的な命を超越して初めて成立するものだから。友情や信仰もそうだし。小説だが、島田小説を書き始めた一因も大震災で一時的に死を自覚できたことも原因かもしれないと思うわけです。
  素晴らしい仕事や恋愛したければ、「死にたくない」という気持ちを放棄するのだね。または、放棄させてくれる仕事や異性に出会う事。そうすれば、幸せになるよ。加山雄三の言った「僕は幸せだな」もこういう事でした。
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