心学「気分」
人間、誰しも気分と云う心を持つ。良い気分、悪い気分など時それぞれに変わる。自分にも気分があるように、他人にも気分がある。良い気分同士なら問題はないが、悪い気分同士になると感情が衝突することもある。
気分は気が分かれる、気を分けるなどの意味。良し悪しもある。対人関係で互いに気分が悪い時、相手を責めないこと。相手に非があると思うより、自分が「仁」の心に欠けていると思えば良い。
「仁」は相手を思いやる心、相手が気分悪そうならば、思いやりの心を以って慈しむようにすれば良い。また、自分も同じようなことがあるかもしれない。自分が気分悪い時、相手が自分のことを思いやり、そっとしてくれていることが分かればうれしいものである。
人間は感情の動物であると云うが、動物以上に「仁」の心を持つ。否、動物は言葉が少ない為に、人間より「仁」の思いが進化しているかもしれない。
誰もが持つ気分と云う感情、せめて自分自身だけでも平常心を心掛け、感情の起伏が少なく、誰にあっても同じような心でいたいものである。
それも普段の修養である。特に悪い気分の時こそ、この修養が出来る。気分がいつも良ければ修養の必要性はなくなる。悪い時があるからこそ、自分自身の心を観て、自分を直すことができる。気分の良し悪し全て自分自身への栄養と修養になる。
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円 純庵オフィシャルブログ「心を円やかに」
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