これだけ踊れるダンサーでほぼノイマイヤープロと言うべき公演にするなら、彼らをメインにして東京バレエ団をサポートにして、ノイマイヤーの全幕ものをやるべきではないか。
規模も予算もかなり大きくなるが、抜粋をいくつも見せられるよりずっといい。
ノイマイヤーの狂気を孕んだ精神性、その豊かな作品性は、抜粋を少しずつ見せられても伝わり切れるものではない(ノイマイヤー自身はそう思っていないかもしれないが)。
みんな美しいダンサー、その踊りのクオリティの高さ。
それがこの規模で、しかも満員とは言えない動員で済ませるのはもったいない。
僕はBプロには(ハッとさせられる場面も、ダンサーたちのテクニックに唸る場面も、いっぱいあったが)、それほど感銘を受けなかった。
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