寮友秋山から食品と酒が送られてきた
おれはやつに、なにをやったことも、
なにを送ったこともない
非常に一方的なやつで、毎度嫌んなる
清酒・くにまれ吟風をさっそく開けた
ここんとこ梅雨に入ってからサムイくらいなんで、
まさに今ひととき日本酒の季節だろう
増毛の酒だった
学生時代、増毛はリンゴの北限だと聞いた
マシケ、ルモイ(留萌)の海岸線は、
山の測量屋をやめて、日本を周ったとき通った
そこの、1500〜1600くらいだったか、
初夏でも膨大な残雪を抱く暑寒別岳に登った
頂上にチョウノスケソウのようなキンポウゲ科の可憐な花が咲いていた
詩吟という言葉があるように、
漢和辞典を開いてみると、吟風の吟は、ウタう、の意味らしい
吟風とは、風がうたう、か。
風の友というお酒を二度送ってくれたひともいた
(風の森、もしくは風の花だったかもしれない)
日本酒など、ついこのまえの秋〜冬は、ほとんど飲んでなかった
チューゲン寮では清酒をポン酒と言っていた
あのころ、酒といえば、飲むのは伊那の地酒のみだった
嗚呼日本酒とは、こんなにうまかったんだよなあ
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