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2019年04月12日21:37

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「きばいやんせ!私」@有楽町スバル座

渋谷も新宿もやっておらず、めずらしく有楽町まで遠征わーい(嬉しい顔)「百円の恋」、「嘘八百」の武正晴監督カチンコ&足立紳脚本本コンビだし、夏帆&太賀だからどうしても観たくて、PM休を取って行っちゃったるんるん

************** 重要部分ネタバレなし **************

フリン騒ぎで週刊誌に叩かれ、情報番組のMCを降ろされた女子アナのコジタカこと児島貴子(夏帆)。すっかりやる気をなくし投げやりな毎日を送っていたある日、小学2年生の時に1年間だけ住んでいた鹿児島県南大隈町で行われている奇祭"御崎祭り"の取材を任される。仕方なく下見に向かった貴子は、よく覚えていない同級生・橋脇太郎(太賀)の案内で町を見て回る。やがて祭りの実行委員会の会合で、御輿の担ぎ手不足のためにすっかり変わり果てた祭りのありさまを知り、伝統を守ろうと奮闘する地元の苦労も考えず、感情任せの暴言を吐いてしまう貴子だったが…。

わかりやすい転落劇でふて腐れてる不倫女子アナを夏帆ちゃんが好演ハート達(複数ハート)2007年「天然コケッコー」から観ている側としては、こんな役も違和感なくやれるようになったのね〜となんだか勝手に感慨深い。これみよがしじゃなく、ナチュラルに上手なんだよね。同級生にも上から目線で毒舌吐きまくり、飲みすぎてゲロゲロな姿も酔った勢いでやっちゃうのもあり得そうなエロさとやさぐれ感が絶妙指でOKもっともっと観たい女優さん。

対する太賀くんも安定安心の上手さ。家業を継いだ酪農青年の役だが、本当に実在感が素晴らしいぴかぴか(新しい)方言もお手のもので観ていて、ワクワクしつつ感心しつつ。車の中で貴子と激しい言い合いをするシーンも最高だったし、最後のオチのリアクションもめっちゃよかった。笑

終盤の祭りのシーンはドキュメンタリーのようで、限界ギリギリの険しい表情で踏ん張る太賀&天音を観ていて、こちらも思わず力が入ったexclamation ×21300年続く伝統ある祭りを守ることがどれほど大変か。過疎化や後継者不足といった理由で祭りの在り方も変わらざるを得ないなど、地方の抱える問題も垣間見れた。

出演は他に、岡山天音、坂田聡、眼鏡太郎、宇野祥平、鶴見辰吾、徳井優、愛華みれ、榎木孝明、伊吹吾郎といった面々。町長役の柄本さん&役場職員の眼さんコンビにニヤニヤ、自称映画プロデューサー役の鶴見さんの胡散臭さもバッチリ、亡き父と幼い頃に通った思い出の食堂の店主役に愛華さんの頼れるおかみ感、御崎祭り奉賛会の会長役の伊吹さんの頑固さと男気など、適材適所のキャスティングに大いに楽しませてもらったるんるん

派手さや目新しさはないが、ご当地ムービーの側面と、ダメなヒロインが自分を見つめ直し再生していくドラマとしてもなかなか観応えあったと思う。夏帆&太賀に興味のある方はぜひっexclamation ×2
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