■「死ぬまで許して」の一方で6年間謝罪なしの学生も、店つぶした“バカッター”のその後
(週刊女性PRIME - 02月20日 08:00)
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ここ数年来から多発している所謂「バイトテロ」とやら、加害者側は当然結果は覚悟の上だと思っていた。
長時間労働で大した時給も貰えず、新たな仕事を与えられても忙しくなるだけ。
分かる、分かるよ、気持ちだけは。だって、給与の高い人間ほど大きな仕事、大変な仕事をするのは当たり前でしょ。
私もバブルが終わった後の就職氷河期世代だったから。バブル世代のバブノスケ、バブリーウーマン達はろくに働かないくせに、一体何が根拠でそのような給与の算定基準を設けているか定かではないが、どの企業でも今でも年収で200万円増も氷河期世代よりもせしめている。彼等はラクなところで仕事をしていて、実務的なことは何一つ出来ないくせして高給取り。それだけならばまだ許せるが、いつもモノ云いは高飛車で上から目線だから血が騒ぐというものだ。
得てしてそれに限り無く近いだろう。
「実務なんて、オレ達がいなけりゃ、何も出来ないくせに、扱き使いやがって。」
と言いたいのだろう。
ぶっちゃけた話、彼等の面を見るだけで、未だに全く以っていつも胸糞が悪くなるのが本音であろう。現にバブル世代抜きの飲み会では常にバブル世代の罵詈雑言が酷い。こちらは耳を塞ぎたくなるほどである。
しかしそれはそれ、これはこれ。
でもだからといって、君たちは経営者に向かってテロをやったら社会的制裁を受けねばならないからやめとけよ、というのが個人的意見だ。
今までは長時間労働、低賃金、なんちゃって売場主任、店長をやらされて来た報復でそれまでの職場にバイトテロを敢行しているのではと思っていた。同情そのものは出来なくはない。
しかしながら、これらの一連の事件は状況が異なる。加害者には罪の意識が無いどころか、結果をまるで想定していないのである。
この記事では加害者への社会的制裁しか書かれていない。が、実際にはそれだけでは済まされない。彼等の大学にも内定取り消しが来たとなれば、当然彼等の高校にも知らせが行く。結果的に出身校の指定校推薦枠は無期限取り消しとなる可能性が濃厚である。
後輩たちの可能性も奪ってしまうのだ。
やった行為は当然甘んじて社会的制裁を受けて頂くとして、なぜこのような行為が繰り返されるのだろうか?
この記事では総じて社会的制裁については結果を想定していないものの、謝罪はしないが、制裁は怖いというスタンスである。このようなスタンスが出て来た背景には加害者の人権も擁護し過ぎている風潮に問題があると考える。
バイトテロリスト達の世代ご存じないだろうが、私が子どもの頃は犯罪者は等しくニュースでは
「呼び捨て」
だった。義務をろくに果たそうとしない人間には権利なんぞ与える必要は全く無いというコンセンサスが厳然と存在し、暗黙の了解となっていた。その結果が犯罪者は「呼び捨て」の報道だったのである。
ところが今はどうだろう。
どんなに悪い事をしても呼び捨て報道は聞いたことがない。いかなる阿漕な事をしている人でも社長業をしている人は
○○社長
である。これが30年前だったら、ニッサンのゴーン氏すら呼び捨ても免れることが出来まい。
社会的制裁に怯えつつも、全く謝罪する気が無い。
日本の社会は被害者には苦痛を強いてでも加害者に人権を認めるほど高邁でも無ければ、そのような余裕も今や全く無い。何しろ実質可処分所得は過去20年で下がりっぱなしなのだから。
マスコミは報道の際、顔をボカしているが、堂々とボカシを取って報道すべきではないだろうか。あの調子こきまくった連中に施されたボカシにこそ、社会の問題の根を感じずにはいられないのである。
加害者の人権擁護よりも、被害者の人権の擁護の方が先でしょ?という訳だ。
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