mixiユーザー(id:3210641)

2018年10月29日17:34

230 view

良い人悪い人

歩道を歩いていると、大小の自転車が追い越して行った。

小さい方には小学校の真ん中くらいの男の子。
ちゃんとヘルメットをかぶり、
抜くときも歩行者から距離を取っている。

彼を追いかけるように、
幼児を後ろに乗せたお父さん自転車が追い越して行くが、
すぐそば、けっこうぎりぎり。

追い越してほどなく、路地にさしかかると、
男の子は速度を緩め、安全確認もちゃんとしている。

一方お父さんはと言うと、
男の子に追突しそうになり急ブレーキ。おい。

思うに男の子は、学校かお母さんから、
自転車の安全な乗り方を教わり、
それをちゃんと実践しているのだろう。えらいえらい。

しかしお父さん、あんたは失格。
本来なら手本となり、子供を導く立場だろうに、
何をやっているんだか。
しかも自分が事故ったら、
うしろの子も痛い思いをするんだぞ。
わかってる?


世界ラリー選手権(WRC)も、残すところあと1戦。

トヨタのエース、タナックは、今シーズン序盤こそ出遅れたものの、
中盤で盛り返し、前回の英国か今回のスペインで優勝していれば、
逆転のポイントリーダーになるはずだった。
しかも英国、スペインともに、前半はトップを快走していた。

ところが後半に入ると、英国では車の故障、
スペインではパンクを喫し、あえなく沈んだ。
希望が目前に輝いていただけに、
その落ち込む姿は見ていて胸が痛くなった。

「まだ不可能ではない。今の気持ちは?」

狭い公道を走るラリーでは、
サーキット・コースを走るレースよりも、
イレギュラーな事態が起こりやすい。

前回と今回、彼の身に起きた不幸が、
ライバルたちを見舞っても不思議ではないから、
次優勝し、ライバルたちが全滅しても、
ポイントが届かない、という状況でなければ、
逆転チャンピオンもありうる。

ただしそれは諦めなければの話で、現状はかなり厳しい。
それでもモチベーションは保てている?
というのがインタビュアーの質問意図だ。

これが普通のドライバーだったら、
「だよねー。これもラリー、それもラリー。
自分はベストを尽くし、あとは彼らが潰れるのを待つよ!」
と答えるはず。インタビュアーもそれを予想していただろう。

しかし彼は違った。

「幸運には舞い戻ってきてほしい。
でも、(ライバルたちに)あの辛い気持ちは味わってほしくないんだ」

...良い奴だなあ。(泣)

最終戦、応援するのはキミに決めた!
3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2018年10月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031