｢3D彼女　リアルガール｣＠ヒューマントラストシネマ渋谷

9月後半の3連休初日。なんにも予定がなくて、ちょうど1,000円で観られる券があったので、朝一の回に1人で行って来たまた1ヶ月も前なので、若干記憶が薄れているが。。

2次元を愛するオタクの高校3年生、筒井光(佐野勇斗)。オタク仲間の伊東悠人(ゆうたろう)以外ほとんど誰とも交友がなく、当然恋愛経験もゼロ。そんなある日、学園一の美女･五十嵐色葉（中条あやみ)から突然の告白を受ける光。半年間限定の彼氏という条件もあり、新手のイジメではないかと疑いながらも、ひとまず交際をスタートさせた光。しかしリアルな女子にどう接していいかまったくわからず混乱するばかり。おまけに、色葉と光というあり得ない組み合わせに、周囲もザワつき始める。そんな色葉に振り回されながらも、一緒の時間を過ごすうちに、いつしか本当に彼女を好きになっていく光だったが…。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　重要部分ネタバレなし　＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊

学園一の美女とオタク高校生という異色カップルの恋の行方をコミカルに描いた純愛ラブコメディ。コミュ障のオタク男子が突然リア充のイケてる女子に告られアタフタ。あり得ない組合せに学園内もザワザワ。友人やオタクな後輩女子なども巻き込んで、さらに恋愛模様はぐちゃぐちゃ。またさらに、半年間限定の彼氏という条件を付けたのは色葉にとある秘密があり。。という展開。

英勉監督の近作を振り返ると、｢ヒロイン失格｣や｢トリガール！｣など。コメディパートはお得意のようで、その演出も冴えており、結構笑わせてもらった記憶がある今作でも、前半は特に笑わせポイントが散りばめられていて、楽しく観られたつっつん(色葉が筒井をそう呼ぶ)の両親役の竹内力＆濱田マリとかキャスティングだけでもニヤニヤしちゃうよね

色葉役のあやみちゃんがとにかく可愛いブレザーにミニスカ、ニーハイソックスの制服姿、初デートのギンガムチェックの爽やかワンピース、ハロウィンの仮装でのプリンセス風のドレス、果てはウエディングドレスまで、パーフェクトな着こなしでさすがはモデルさん。チューをおねだりしたり、嫉妬する表情もめちゃくちゃキュートだった

対する光役の佐野くん。少々過剰なくらいのオタク的リアクションや話し方が最初はちょっと大丈夫かと思ったが、作風的にあえての演出だったのか、次第に気にならなくなった。コミュ障で人と話すのが苦手だけれど、正義感や優しさがあって、そこを色葉が好きになったんだな、というのがちゃんと伝わってくるキャラクターに仕上げていた。

出演は他に、清水尋也、恒松祐里、上白石萌歌、荒木飛羽、三浦貴大、神田沙也加(声の出演)といった面々。色葉とつっつんに絡む清水、恒松、上白石の3人も好演

気楽に観られるラブコメとして、まあまあの良作になっていると思う。リアルオタクの人が観たらどう思うのかなぁ、とちょっと引っ掛かる展開もありつつ。。そこは聞いてみたいところ。