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2018年08月15日21:28

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あらかわ問題【問題の核心はどこか】

■「荒川サイクリングロード」に大量の「釘」、サイクリスト狙った嫌がらせ?
(弁護士ドットコム - 07月02日 13:43)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=5181658

 この記事には書かれていないが、過去2年で公になったものだけでも荒川サイクリングロードでは10回も釘が撒かれていると聞く。

 厳密には犯人の意図は不明だが、スポーツサイクリストに対する嫌がらせではないかという推論が成り立つ。

 サブタイトルの【問題の核心はどこか】と書いたものの、結論は無い。しかし乗り手でもあり、ウオーカーでもあり、クルマでも数百キロも独り旅をする身としては、サイクリストからだけでない目線で云うことが或る程度は出来る為、上梓してみた。

◆問題点1:荒川サイクリングロードは厳密には「自転車道」ではない

 ニュース記事すら荒川サイクリングロード、と書かれているが、正式名称は「荒川緊急用河川敷道路」であって、自転車優先道路ではない。

 ここにも問題のひとつがあるかもしれない。

◆問題点2:サイクリストへの目線が厳しくなったのはいつからか?

 東日本大震災後、急速にこの地域でもスポーツ車が見られるようになったようだが、特に前年、70代の男性と、自転車が正面衝突、男性は死亡した。このあたりではないかと思っている。

◆問題点3:クルマ並みにスピード違反の取り締まりを行なえば解決するのか

 問題点2を受け、この地域では2014年に時速20kmを制限速度とした。

 本音を言えば、自転車乗りだって、ハイスピードで突進して来る(本人は快走していると言っても)自転車は矢張り怖い。以前、知り合いから、6年以上経つGIANT TCR ADVANCE SLというエアロロードをお借りしたことがあるが、「普通に」時速35kmぐらいは私ですら平気で出る。この手の自転車が来れば、普段の下駄やポタリングに使っているクロスバイクでは矢張り本音では怖い。

 歩行者の立ち場になってみれば、幾ら車速を守って居ます、と言ってもたかが時速11kmですら無防備な歩行者に激突すれば、歩行者の側はタダでは済まない。制限時速を設けることは怪我の損傷の軽減にはなるかもしれないが、それだけでは解決にはつながらない。

◆問題点4・「走らない」という選択肢も

 荒川に限らず、土日祭日はどこの河川敷のサイクリングロードも東京近郊では自転車だらけである。それはそれで良いが、こうした動きを受けて、積極的に「土日祭日は河川敷のサイクリングロードでは走らない」という選択をしている人も増えつつある。

 こうした動きがある一方で、ママチャリ、軽快車の無灯火、信号無視、チャリスマホ(スマホの「ながら運転」)、一時不停止の4点セットが街中では目立っている。道半ばということだろう。

■問題核心の最大公約数は「ゆずり合い」■

 ・・・とまあ色々と列挙したが、日本以上に自転車の普及が進んでいる、オランダ、ベルギー、フランスなどでは譲り合いとコミュニケーションを取っている点、日本はまだまだ見習うべきところがある。これらの国々ではロングライドですれ違ったら、見知らぬサイクリスト同士が互いに右手をすれ違う時に出している。

 自転車そのものの性能も全く異なる。先ほどGIANT TCR ADVANCE SLというエアロロードだと軽く誰でも時速35kmは出る、と書いたが、これが同社のクロスバイクのESCAPEだと平均時速は21km程度にまで落ちる。ママチャリ、軽快車になると15km以下。そういう色々な車速の人たちがいることを速い自転車に乗っている人は考慮して、抜き去る時は遅い自転車の人がどんな動きをしても対処出来るようにしておいた方が良い。一方、遅い自転車に乗っている側もまた、そのような速い自転車が後続から追いすがって来る場合もあることを想定し、よけて貰いやすいように無暗にポジションを替えずにキープレフトを心がけることも譲り合いではないだろうか。

 
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