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2017年11月16日21:24

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「ラストレシピ 〜麒麟の舌の記憶〜」@TOHOシネマズ渋谷

二宮くんら出演者たちが番宣で色々テレビに出ていたこの作品。役者陣も豪華で気になっていたので、水曜レディースデイに会社帰りに観に行って来たわーい(嬉しい顔)

2000年代初頭。一度食べた味を完全再現できる絶対味覚="麒麟の舌"の持ち主である佐々木充(二宮和也)は、依頼人が人生最後に食べたい料理を再現して高額の報酬を得る通称・最期の料理人。幼くして両親を亡くし施設で育ち、自らの才能だけを頼りに生きてきた。ある日、充は中国料理界の重鎮・楊晴明(笈田ヨシ)から、幻のフルコース"大日本帝国食菜全席"の復元を依頼される。楊は1930年代、満州で山形直太朗(西島秀俊)の調理助手としてメニュー作成に協力したが、太平洋戦争開戦直前に山形はレシピとともに消息を絶ってしまったのだった。そしてその直太朗もまた"麒麟の舌"を持つ料理人であった。充は関係者たちの証言を集めながら、消えたレシピの解明に挑むが、やがて70年の時をつなぐ壮大な愛の物語を知り…。

************** 重要部分ネタバレなし ***************

原作は「料理の鉄人」など人気番組の演出を手掛けてきた田中経一さんの小説本デビュー作だそう。なるほど幻のフルコースとして作られる料理の数々がとにかく豪華絢爛で目新しいものばかり。オムライス、豚の角煮、ロールキャベツ雑煮風、ビーフカツサンド、チャーハンなど庶民的な料理もめちゃくちゃおいしそうで、お腹が減って参ったexclamation ×2これらを観られるだけでも、料理好きや食いしん坊には堪らないし、楽しいと思うるんるん

現在(2000年代頭)と過去(1930年代)を行ったり来たり、それぞれの物語を通して、感動的なヒューマンドラマがあり、消えたレシピの謎を追うミステリー要素もある。そこに料理人の職業モノ的要素もあり、戦争直前という時代背景も加わり、さらに"麒麟の舌"という特殊な設定。正直ちょっと内容がモリモリすぎて、消化不良感も否めない。。考えてる顔

過去パートのドラマの方が断然濃厚だし、直太朗のキャラクターや成し遂げたことが大きすぎて、現在パートの充は分が悪い。クレジット的には二宮くん主演だけど、これは完全に西島さんの主演作でしょう。麒麟の舌を持つ充のエピソードをもうちょっと膨らますとかしないと、せっかくの二宮くんがあまり見せ場がなく残念バッド(下向き矢印)

出演はあらすじに書いた他に、綾野剛、宮崎あおい、西畑大吾、兼松若人、竹嶋康成、広澤草、グレッグ・デール、ボブ・ワーリー、大地康雄、竹野内豊、伊川東吾といった方々。

あおいちゃんは直太朗の妻で内助の功出まくりのいい役。山形夫婦と一緒に満州に渡る見習い料理人の鎌田を演じた西畑くん。彼がよかったので調べたら、関西ジャニーズJrだってexclamation最近の朝ドラにも出てたそう。風間俊介、生田斗真に続くジャニーズ俳優ラインになるのではexclamation & questionと予想。楊の青年期を演じた兼松さんは純粋な日本人だけど、オーディションでこの役を得たそうで、片言の日本語セリフや表情豊かな演技がとても印象に残った指でOK次も見てみたい役者さんをまた発見できて嬉しい気分るんるん

「バッテリー」や「おくりびと」の滝田洋二郎監督作なので、丁寧で安定した作りで、そこはまあ安心かな。観て損はないと思う。テレビ朝日が製作に入ってるので、そのうち放映するはず〜。
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