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2017年06月01日22:57

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蓼科ガイド

今シーズン初は千葉の中学2年生。公立だ。
下見の結果、将軍平から上はフィックスが必要と判断したが
100人の生徒を3名のガイドで上げるのは無理。しかも俺はロープ使えない。
ということでスズラン峠から往復となった。
時間が足りないので7時半にホテル集合。
しかしスズラン峠でトイレ。
あの、バイオトイレは100人/日くらいしか処理できませんが・・・
回路的には無限大だがバイオが追い付かないんです。
しかし自分が関わったトイレが登山口や幕営地にあるのは嬉しい。

さて、一番新米の俺をミッテルにスタートするが
ミョーな計画で1時間後に下山する生徒がいるか判断するという。
1時間後はちょうど急傾斜の最中だぞ。
その急傾斜で数名が下山することになり、塾長が同伴して下山となった。
塾長はもう戻らないというので、俺が同伴で登り返そうかとも考えたが
病人を連れての下山は自信ない。
ということで100名の生徒にガイド2名となってしまった。

この後、遅れる生徒が出たので登山経験がありそうなM先生と若い男のO先生がその団体について遅れてくることになった。
驚くことに下山した生徒がなぜか登り返して本体に合流するという無線が。
どうなってんだ?

M先生は経験豊富そうだし、ボスガイドからも本体に付けという指示なので
遅れた生徒は置いて山頂へ向かう。
歩くペースは悪くないが、日差しが強くこまめに給水タイムを取るのでなかなか進まなかった。
それなのに生徒は水分をあまり持っておらず、
ホテルで追加するよう要請したがカネがかかるので却下、
先生が少し予備を持っていくとのことだった。
実際、O先生にはそんな連絡がいっておらず、予備はなかったと下山後に知った。

山頂付近の岩場を極端に怖がる生徒が複数いて、フォローが大変だった。
そんなわけで山頂到着が50分くらい遅れたが、
遅れていた生徒がまだ到着しない。
救援に下山したが、本体の出発フォローが必要とのことで
姿が見えたところで道案内だけして山頂に戻り、弁当を流し込む。

ボスが先頭の1組を連れて下山。
次の3組にはガイドがいないが、先生がついて下山。
最後の2組を連れて下山しようと思ったら、
職員会議で遅れた生徒集団と一緒に下山することになり、
弁当が終わるまで待たされる。

ようやく出発したが岩場ですぐにバラバラになった。
登りで遅れていた生徒のうち2名はしっかりついてきてくれた。

下りはよく滑るのでとても時間がかかった。
急こう配が一段落したところで大休止。
M先生とはずいぶん離れたようだ。
給水させたいがもう水がないというので、やむを得ず予備の水を生徒に与える。
分配は生徒に任せたが、もめることなくよかった。いい子だ。

歩き出すと3組を先導していた先生が、膝がダメだといって遅れてきた。
3組は先生ついてないのかな?
こんな時のために持ってきたストックを貸してあげる。
長い長い下山がようやく終わって駐車場に戻ったのは17時過ぎていた。
1時間半くらい遅れている。
しかしM先生たちがまだまだ来ないので、迎えに行く。
一般登山者に混じっていた3組の先生がストックを返してくれた。
気づかなかったよ。

最初の傾斜の上部でようやく発見。
ボスから本体はバスで帰るので、ホテルの車を迎えによこすのでそれで帰るようにとの指示。
おいてかれたよ。遅れていた生徒は3名に先生2名。
心細かっただろうに、生徒は案外元気で、先生ともいい感じでよかった。
これってガイドの仕事だよな。
一番弱ってそうな生徒にストックを渡して無事下山。

ホテルに戻ったのは18時過ぎ、ホテルを出てから10時間以上経過していた。
しかし生徒や先生との距離が近く、楽しかった。
しばらく登山できていないけど、案外歩けたな。


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