各国が戦争に明け暮れた時代だった。中学2年の時に僕も習ったが、普仏戦争(プロシア=ドイツとフランス間の戦争)しか覚えられなかった。
それならば人々は協調性を忘れ、マルクスも気が付かなかったのも当然かもしれない。
戦争ばかりの世の中ならば、子供たちはまともに勉強も、遊びもできない。当時の子供たちはどのように育っていったのだろうか。
又、当時のヨーロッパ諸国の資本家、軍人、官僚たちは競って中東やアフリカ、アジア諸国を植民地支配して、自然資源と労働力を収奪した。収奪した側は勿論、収奪された国々の人たちも協調性は失われるものである。
協調性喪失の果ての姿が戦争とテロだが、今の中東やアフリカでテロが絶えない根もこのような事である。何も中東の人たちが協調性のない人種なのではない。19世紀のヨーロッパの資本家や軍人などがそのようにしたわけである。その所を日本人やアメリカ人の中には誤解している人たちが多いわけだが。トランプ大統領の中東移民拒否令もその現れの一つである。日本人とアメリカ人は歴史をたくさん見なければならない。
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