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2017年02月10日20:29
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｢恋妻家宮本｣＠TOHOシネマズ渋谷
阿部さんと天海さんが夫婦役って新鮮
と興味津々だったこの作品。｢女王の教室｣、｢家政婦のミタ｣など数々のヒット作を持つベテラン脚本家･遊川和彦さんの映画監督デビュー作というのも気になって
中学校教師の宮本陽平(阿部寛)と専業主婦の妻･美代子（天海祐希)。一人息子（入江甚儀)が結婚して家を出たことで、できちゃった婚だった彼らは50歳にして初めて夫婦2人きりの生活を送ることに。しかし、どこかぎこちなさが拭えず、互いに居心地の悪さを感じてしまう。そんな中、陽平は本棚に隠してあった美代子の捺印済みの離婚届を発見。理由が分からず困惑する陽平だったが、優柔不断な彼は直接問いただす勇気もなく、ただオロオロするばかり。1年前から通い始めた料理教室で仲間に相談するも、"奥さんが不倫しているに違いない"と言われ、ますます混乱してしまい…。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 重要部分ネタバレなし ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
重松清さんの『ファミレス』が原作小説
大学4年生同士で妊娠発覚、そのままでき婚と若くして子供を持ったため、28歳で息子が結婚し独立しても、夫婦はまだ50歳。2人きりの生活が始まったばかりで、妻の書いた離婚届を発見
その後の夫の戸惑いと混乱を描いたコメディ、なんだけど。。
終始ベタで古臭い演出が目に付いた。観ていて気恥ずかしくなるようなシーンやセリフも多々あり。遊川さんが監督をしたことが良かったのか悪かったのかは微妙だが、全て狙ってやっているのなら、これはこれでありかと。ただ、音楽は入れすぎでしょう。セリフと演技だけで十分伝わるし惹き付けられるのに、役者を信じていないのかしら
とちょっと残念
陽平と美代子が初めて出会ったのはファミレスでの合コン。妊娠を告げたのも、息子が両親に結婚したい彼女を紹介したのも、息子が独立後夫婦2人での初めての外食も全てファミレス。原作のタイトルなんだから、そこをとやかく言ってもしょうがない。と思いつつも、大学生がファミレスで合コンするかねとか、息子の彼女と食事する時にファミレス行くかねとか、ツッコミつつ。。
なんかぐちぐち細かいことを言っているが
、つまりは諸々引っ掛かることがあって、全体的に惜しいという印象。『恋妻家宮本』というタイトルにも"？"。天海さんが専業主婦っていうのもねぇ。ビジュアルとこれまでのイメージからか、なんとなくしっくり来なかった。
出演陣は監督の顔もあってか何気に豪華
菅野美穂、相武紗季、工藤阿須加、早見あかり、奥貫薫、佐藤二朗、富司純子、佐津川愛美、浦上晟周、紺野彩夏、渡辺真起子、関戸将志、柳ゆり菜といった面々。
陽平と美代子の若い頃を工藤＆早見が演じているが、雰囲気をうまく寄せていていい感じ
陽平の料理教室仲間の菅野さんとその旦那の佐藤さんのやりとりが一番笑わせてくれたし、こんな夫婦いるわぁ〜とリアリティがあってよかった
陽平は中学校教師なので、そちらのエピソードも並行して描かれる。なかなかのボリュームだし、夫婦の話より正直感情移入度も高かった。教師として自信のない陽平がある生徒のピンチでなんとか自分なりに向き合って、信頼されることで前向きになるという王道の流れだが、温かみがあって気分のいいエピソード
妻がなぜ離婚届を用意していたのかという理由はもちろん終盤明かされるが、なんとなくスッキリせず。美代子は"不満はないけど不安なの"と陽平に言うが、なにが不安かさっぱり。これは私が独身だからかもしれないが。。
吉田拓郎さんの『今日までそして明日から』
は劇中歌でもあり、エンディングでは出演者みんなで歌っている。この演出もなかなか観ていて照れるが、ほっこりもした。トータルすると、この拓郎さんの唄の歌詞が一番よかったりして笑
と興味津々だったこの作品。｢女王の教室｣、｢家政婦のミタ｣など数々のヒット作を持つベテラン脚本家･遊川和彦さんの映画監督デビュー作というのも気になって
中学校教師の宮本陽平(阿部寛)と専業主婦の妻･美代子（天海祐希)。一人息子（入江甚儀)が結婚して家を出たことで、できちゃった婚だった彼らは50歳にして初めて夫婦2人きりの生活を送ることに。しかし、どこかぎこちなさが拭えず、互いに居心地の悪さを感じてしまう。そんな中、陽平は本棚に隠してあった美代子の捺印済みの離婚届を発見。理由が分からず困惑する陽平だったが、優柔不断な彼は直接問いただす勇気もなく、ただオロオロするばかり。1年前から通い始めた料理教室で仲間に相談するも、"奥さんが不倫しているに違いない"と言われ、ますます混乱してしまい…。
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 重要部分ネタバレなし ＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
重松清さんの『ファミレス』が原作小説
大学4年生同士で妊娠発覚、そのままでき婚と若くして子供を持ったため、28歳で息子が結婚し独立しても、夫婦はまだ50歳。2人きりの生活が始まったばかりで、妻の書いた離婚届を発見その後の夫の戸惑いと混乱を描いたコメディ、なんだけど。。
終始ベタで古臭い演出が目に付いた。観ていて気恥ずかしくなるようなシーンやセリフも多々あり。遊川さんが監督をしたことが良かったのか悪かったのかは微妙だが、全て狙ってやっているのなら、これはこれでありかと。ただ、音楽は入れすぎでしょう。セリフと演技だけで十分伝わるし惹き付けられるのに、役者を信じていないのかしら
とちょっと残念
陽平と美代子が初めて出会ったのはファミレスでの合コン。妊娠を告げたのも、息子が両親に結婚したい彼女を紹介したのも、息子が独立後夫婦2人での初めての外食も全てファミレス。原作のタイトルなんだから、そこをとやかく言ってもしょうがない。と思いつつも、大学生がファミレスで合コンするかね
とか、息子の彼女と食事する時にファミレス行くかねとか、ツッコミつつ。。
なんかぐちぐち細かいことを言っているが
、つまりは諸々引っ掛かることがあって、全体的に惜しいという印象。『恋妻家宮本』というタイトルにも"？"。天海さんが専業主婦っていうのもねぇ。ビジュアルとこれまでのイメージからか、なんとなくしっくり来なかった。
出演陣は監督の顔もあってか何気に豪華
菅野美穂、相武紗季、工藤阿須加、早見あかり、奥貫薫、佐藤二朗、富司純子、佐津川愛美、浦上晟周、紺野彩夏、渡辺真起子、関戸将志、柳ゆり菜といった面々。
陽平と美代子の若い頃を工藤＆早見が演じているが、雰囲気をうまく寄せていていい感じ
陽平の料理教室仲間の菅野さんとその旦那の佐藤さんのやりとりが一番笑わせてくれたし、こんな夫婦いるわぁ〜とリアリティがあってよかった
陽平は中学校教師なので、そちらのエピソードも並行して描かれる。なかなかのボリュームだし、夫婦の話より正直感情移入度も高かった。教師として自信のない陽平がある生徒のピンチでなんとか自分なりに向き合って、信頼されることで前向きになるという王道の流れだが、温かみがあって気分のいいエピソード
妻がなぜ離婚届を用意していたのかという理由はもちろん終盤明かされるが、なんとなくスッキリせず。美代子は"不満はないけど不安なの"と陽平に言うが、なにが不安かさっぱり。これは私が独身だからかもしれないが。。
吉田拓郎さんの『今日までそして明日から』
は劇中歌でもあり、エンディングでは出演者みんなで歌っている。この演出もなかなか観ていて照れるが、ほっこりもした。トータルすると、この拓郎さんの唄の歌詞が一番よかったりして笑
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