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2017年02月01日21:19

240 view

｢新宿スワンⅡ｣＠TOHOシネマズ渋谷

ちょうどポイントも貯まっていたので、公開から3日目の夜にさっそく無料で鑑賞

前作で山田くんが死んでいるから、出て来ないのが残念だったが、今作では浅野さんが登場

歌舞伎町で2つのスカウト会社、バーストとハーレムが激しい抗争を繰り広げ、南秀吉(山田孝之)が命を落として1年後。ある日、バーストのスカウトマン･白鳥龍彦(綾野剛)にマユミ(広瀬アリス)という女が近づいてくる。さっそく龍彦は、闇金に追われているという彼女に、涼子ママ(山田優)の店"ムーランルージュ"を紹介する。そんな中、バーストはハーレム吸収によりスカウトマンが倍増し、社内でのモメ事が多発していた。シマ拡大の必要に迫られた社長の山城(豊原功補)は、滝(浅野忠信)率いる武闘派スカウト会社ウィザードが仕切る横浜への進出を決断。こうして横浜出身の関(深水元基)とともに同地へと送り込まれる龍彦だったが…。

勢いがあってとにかくド派手なので、アクションエンタメ作として、気楽に観ていられる作品。133分はちょっと長いかなぁという気もしたが、振り切った世界観でなかなか楽しませてくれた

原作マンガで人気の"横浜王国編"がベースだそうで、今作では歌舞伎町を飛び出して、横浜でも大暴れ。滝と関の因縁、龍彦と仲の良かったスカウトマン･洋介の行方、スカウト会社の裏社会との繋がり、ヒロインであるマユミの話など、盛りだくさんでお腹いっぱい

滝と関の話が濃厚なので、マユミの話はなくてもよかったかも

アリスちゃんがどうこうじゃなくて、ごちゃごちゃしすぎだから。でも、そしたらスカウトマンの話なのに、される側の女たちがあまりに薄くて、華やかさにも欠けるのかな。うーん、難しいところ。。

見どころはやっぱりアクションシーンでしょう

思わず顔をしかめてしまう本気で痛そうと思わせるガチ感が素晴らしい。1対1のタイマンもヒリヒリするし、大勢での乱闘も相当な迫力。特に歌舞伎町での巨大看板が倒れるシーンなんて、ものすごくてハラハラした

浅野さん演じる滝と深水さん演じる関の背景が明らかになると、切なかったなぁ。両者ともタイプは違うけれど、役への溶け込み方が近い気がして、2人の演技に魅了された

深水さんはモデル出身だけあって、187cmという高身長も大きな武器。｢クローズZERO」

でのリンダマン役も強烈だったが、関というキャラクターも負けてはいない。そのビジュアルの作り込み、関としての佇まいや細やかな表情まで抜群だった

他の出演陣も多彩。伊勢谷友介、金子ノブアキ、村上淳、久保田悠来、上地雄輔、高橋メアリージュン、中野裕太、中野英雄、笹野高史、要潤、神尾佑、吉田鋼太郎、椎名桔平といった面々。

できれば前作から観た方が、龍彦のキャラクターや仲間との関係などもわかって、より入り込みやすいと思う。Ⅱから観てももちろん付いていけないことはないが、主人公である龍彦にピンとこない恐れあり