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2015年09月17日13:02

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【四輪】PHEVドライブ(その3・EV走行モード)

公演の開始時間は1730時、
「白鳥」は休憩入れて3時間というのが相場だから、
カーテンコールが長引いても21時には終わる。

高速の入り口は目と鼻の先なので、渋滞さえなければ、
のんびり走っても2300時には帰宅できそうだが、
時は日曜日の夜、そううまく事は運ばないだろう。
というわけで現地で一泊し、翌日帰ることにした。

会場の駐車場は混むだろうから、
車は宿に預け、歩いて行ける場所、
という条件で探したところ、
森の中の一軒家、部屋には露天風呂付き、
というペンションがあったので、さっそく予約した。

口コミ評価も高く、楽しみにしていたのだが、
期待を悪い方へ裏切ってばかりの宿だった。

まず、たしかに森の中の一軒家だが、
すぐ目の前が対向2車線の舗装路。
通行量は多くはないが、
朝から晩まで絶えず車が行き交う。

夕食は出ないB&B形式なので、
近くのレストラン複数とタイアップし、
宿泊&食事プランを謳っているが、
泊まる目的を伝えると、
「終演後から食事だと、やってるレストランはないですよ。
それに10時には玄関の鍵をかけてしまうから、
(車で遠出をする時は)気をつけてくださいね。」と言う。

そこは「じゃあ、特別に開けておきますね」という場面だし、
(私がペンションのオーナーなら、そうする)
しかも後から調べたら、
タイアップしている店は10時以降もやっている。
自分たちが早く閉めたいからって、
嘘をついてまで他人のせいにするなよ。

用意された部屋は広く、
部屋付きおよび共用の露天風呂は24時間いつでもOK、
トイレを兼ねたシャワー室も広く、
椅子型のボディシャワー機まであるのは長所だが、
手入れはいまひとつで黴があちこち目立ち、
アンティーク風の洗面台はお洒落だが、
顔を照らす照明がない。
ベッドのスプリングも固く、畳で寝ているようだった。

最悪だったのは、用意された部屋が、
湯沸かし器に囲まれていたこと。

部屋には普通の窓と、
露天風呂に通ずる大きな窓、
シャワー室の換気用窓があるが、
どの窓にも近くに大小の湯沸かし器がある。

そもそも露天風呂の目の前には、
塀越しに薄汚れた大きなタンクが丸見えで、
森の中という雰囲気が台無しなうえ、
すぐ近くに露天風呂用の湯沸かし器が、
断続的に24時間、ずっと稼働している。

ふつうの窓の傍にも湯沸かし器が1基、
シャワー室の換気窓の外にも別の湯沸かし器が2基あって、
どれも自分の部屋用ではないから、
他のお客が使うたびに排気と燃焼臭が侵入し、稼働音がうるさい。

さらに付け加えるなら、オーナーが庭でタバコを吸い、
その煙が室内に入ってくることもあった。

真夏や真冬のエアコンを使う季節ならともかく、
今の季節は窓を開放し、
森の中を抜けてきた爽やかな風を楽しみたい。
また「森の中の一軒宿」というからには、
静かな夜を期待するのが当然だが、
結局窓は閉め切らざるを得ず、
湯沸かし器の音を聞きながら一夜を過ごすはめになった。

坊主憎ければではないが、
朝食も不味くはないというだけで、
特に美味しくはなかった。

宿に止まりたい理由はないので、
早々に後にすると、帰宅前の一走りとして、
富士山の五合目を目指す。

この日は常時充電モードではなく、
基本EV走行モードにしてみる。
2基計160馬力超のモーターは、
巨体をぐいぐい押し上げるが、
バッテリー残量もみるみる減っていく。

しかし下りになるとエネルギーをしっかり回収し、
バッテリーによる走行可能距離の数字も増えて、
平均最大航続距離60キロを上回る、
「74キロ」を表示したこともあった。(笑)

プリウス・タクシーに乗った時も思ったが、
EV車といえども、スピードを出すと、
ロードノイズがけっこううるさい。
街中を歩いていると、
突然背後に迫られ驚く静粛性からすると、
ちょっとがっかりした。(笑)

そういえば、富士山を登っている時、
意地の悪い車に出会った。

小排気量のファミリーカーだったので、
パワーが足りないのか、
制限速度より少し遅いスピードで走っていた。
そこでセンターラインに白の破線が現れるのを待ち、
追い越しを掛けたところ、急にスピードを上げ、
しかも抜かさせまいと幅寄せまでしてくる。

黄色のラインも並記された、
登りのみ追い越し可の表示だったから、
勘違いしていたのかもしれないが、
それにしても性格の悪い奴だ。

夏休みも終わり、平日の朝だから、
空いているだろうとの期待は瞬殺され、
外国人観光客でごったがえす五合目に尻尾を巻くと、
中央高速と並行するように山の中を走る、
道志街道で相模湖インターを目指す。

途中、道の駅で2度目の充電をするが、
ここの充電器は特別な儀式を必要としない、
プラグをコンセントに差し込んだあとは、
スタート・ボタンを押すだけという、
さらに簡単なタイプだった。

ところが石川サービス・エリアの充電器は、
パネルが離れて2面あり、
あれやれ、これやれ、とうるさい。(笑)
充電カードも、ここで初めて使った。

結局渋滞には一切巻き込まれず、
順調にディーラーへ帰着。
返却前の給油は、わずか6リッターだった。
走行距離は約150キロだから、リッター25キロ。
若干おとなしめに走っていたとはいえ、
最近のエコカーは、やはり大したものだ。

荷物を積み替え、相棒に乗り換えると、
ステアリング重い、サスペンション固い、クラッチ重い、
そもそもアウトランダーにはクラッチないしと、
改めて、なんとスパルタンな車に乗っていたんだ、と驚いた。
慣れは怖い。(笑)

借りた車は、大きいことを除けば、すべてが楽で便利。
あれを運転していると怠惰になる。車というよりは、家電製品。

一方相棒は、走りだすと、低速でもぞくぞくする。
ステアリングを握るのが楽しい。嬉しい。
エコカーに乗ったあとだと、背徳感を覚えてしまうが。(苦笑)

同じ4輪の乗り物だが、違いすぎて比較ができない。
比べる意味がない、としみじみ思った。
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