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2015年07月13日19:26

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「予告犯」@TOHOシネマズ渋谷

生田くん好きハートの友達と公開から3週間過ぎた日曜の午前中の回へ。何度か観た予告の雰囲気では五分五分の印象。さてさて、結果は〜exclamation & question

ある日、新聞紙を被った男(生田斗真)がネット上で、集団食中毒を起こした食品加工会社に対する制裁を予告する。翌日、確かにそれは実行された。その後も、法律では裁かれない不正義に対する制裁の予告とその実行が繰り返され、マスコミも巻き込んで社会現象化していく。ネット犯罪を取り締まる警視庁サイバー犯罪対策課の吉野絵里香(戸田恵梨香)は、通称"シンブンシ"と呼ばれるこの予告犯を追い詰めるべく懸命の捜査を続ける。そしてシンブンシが単独犯ではなく、複数犯であることを突き止める絵里香だったが…。

**************** ネタバレなし ****************

うーん。なんかねぇ。上に書いた五分五分が一番近い気持ちかな。よくなくはないけど、なんか引っ掛かる。もっとすごい作品になったんじゃないかという惜しいような気持ちもあり、モヤモヤが感想をまとめようとしている今、沸々と湧いてくる状況。

後半、ある人物が(自分自身のことも含め)シンブンシたちを評して"小さなことでも、それが誰かのためになるなら、人は動く"と言う。これはこの作品の核となり、なぜシンブンシたちが予告犯罪という形で事件を起こし続けたのかexclamation & questionの答えにもなる。

ただ、その重要なセリフを観客に素直に受け入れさせるだけの説得力があったかというと、ちょっと首を傾げてしまう考えてる顔私が捻くれてるのかな。。派手なネット犯罪とそれを追うエリート女性捜査官の攻防を描いたクライムサスペンスという入口から、後半はがらりと表情を変えて、人情もの友情ものの湿っぽいドラマ。それは確かに意外性もあったし、飽きずに観ることができたが、結末は人によって色々思うところがありそう。

シンブンシたちは非正規雇用者の集まりで、頑張りたくても頑張る場所がないという設定。本当にここに描かれているようなことが現実なの?例えば病気や夢を追って定職に就いていなかった人がブランク後にそれを望むのはそんなに難しいことなの?そしたら、私は恵まれているのか。。なんて、ぐるぐる。

主演の生田くんの映画やドラマは7割方観てると思うんだけど、今作はかなり好印象ハート達(複数ハート)新聞紙を顔に被ってのシーンも多く、目や声のトーンや話し方で感情を伝えるのはなかなか高度だと思うけど、素晴らしい演技だった。少なくとも、ここ3年くらいの生田くん出演映画「脳男」、「土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI」、「MIRACLE デビクロくんの恋と魔法」では間違いなくダントツでこれが一番exclamation ×2

彼以外にもシンブンシのメンバー、鈴木亮平さん、濱田岳さん、荒川良々さんは適材適所でそれぞれのキャラをきっちりみせてくれてさすが。荒川さんのラストの涙の2つの意味にうるっ涙あの表情にはやられたなぁ〜。シンブンシたちを結束させる原点となる重要人物であるヒョロ役の福山康平くんもよかった指でOKあの無垢な笑顔は観客を感情移入させるのに大いに貢献したと思う。300人の中から選ばれた新人だそうで、今後に期待ぴかぴか(新しい)

生田くん演じるゲイツがヒョロに向かって言う"こんな国でごめんな。"には考えさせられた。あらすじからは想像できない展開で、結構どんよりするかもしれないし、警察の描き方などちょいちょいツッコミどころはあるもののあせあせ(飛び散る汗)、観て損はないと思う。
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