mixiユーザー(id:18419990)

2015年05月05日01:14

409 view

蕪村と若冲展

http://www.suntory.co.jp/sma/exhibit/2015_2/index.html
を観てきた。

 15時半頃入場、18時迄たっぷり楽しめた。18時を過ぎても入場受付が終わる気配がない。20時迄やってるようだ。

 最近日本画がマイブームだが分ってる気がしない。偽物が展示されていても気付かないだろう。考えるより感じる事にした。

 若冲の梅とメジロを描いた作品の説明に「ウグイスとメジロを混同していた可能性がある」との記述が興味深い。私もメジロをウグイスと誤解していた時期があるし、「ウグイス色」とは将にメジロの色だ。ウグイスという鳥はさえずりは美しいが姿は地味だ。

 鶴は千年と縁起が良い鳥という事もあり、鶴がモチーフになっている作品も多い。
 はて?現在では北海道釧路地域にしかいない絶滅危惧種のタンチョウである。江戸時代には荒川にも飛来していたという(帰宅後調べ)。悲しい事である。

 両氏の作品、気合いの入った作品は人物画も写実的なのだが、そうでない気合いを入れてない気軽に描いたような作品の漫画のようなユーモラスな人物画が好きだ。ミュージアムショップでの土産には蕪村の「学問は」のポストカードにしようと決めた。が、無かった。空白の棚が有った。或いは、そこに在ったのだが売り切れたのかも知れぬ。

 若冲より蕪村に魅かれたかな?蕪村や彼が尊敬する芭蕉の旅と私のツーリングに相通じる物があると云っては不遜だろうか?
 観光地にも行かず、地の美味い物も喰わず、「何しに行ったのだよ?」との批判に芭蕉や蕪村の名を出して言い訳にしようか?
 尤も修行をしている訳では皆目なく、ワインディングやダートを愉しみ、野営地で麦酒呑んで遊んでいる訳だが。

 若冲の「象」の絵にアメリカン・ポップアートを彷彿とさせる作品が有った。18世紀の江戸期にはそんな環境があったのかも知れぬ。
2 1

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年05月>
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

最近の日記

もっと見る