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2011年09月17日20:32

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菊池洋子&南紫音@東京文化会館小ホール

二週続けて上野。
今日は東京文化会館小ホールにて、菊池洋子(ピアノ)&南紫音(ヴァイオリン)のデュオ・リサイタル。
「オシャレな音楽会」というわりには硬派なプログラミング。

01.ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ ト長調
02.ラヴェル:ソナチネ(pf solo)
03.バルトーク:ルーマニア民俗舞曲
<休憩>
04.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番 ト短調(vn solo)
05.ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番 ニ短調
<アンコール>
06.ドビュッシー:亜麻色の髪の乙女
07.ドビュッシー:美しき夕暮れ
08.エルガー:愛のあいさつ

紫音嬢のリサイタルを聴くのはこれで3度目なのだが、ピアノとのデュオは今日が初めてである。
無伴奏リサイタルを2回聴いたことで、彼女のポテンシャルは良くわかったつもりである。相手がいるとどうなるのか、興味があったのだが、さすがに非凡なものがある。

彼女の清潔感のある音はとても良いと思う。
ラヴェルの第2楽章はジャズっぽい音楽で、小気味よく聴かせていた。スクエアな演奏になりがちなのだが、うまいことやっていたと思う。

いちばん驚いたのはピアノ・ソロのソナチネ。えらく速く感じた。
草書体のラヴェルだったような気がする。流麗なタッチは、その代わり音の粒立ちを犠牲にする。難しいものだ。それにしても、菊池さんは暖かな音を出す。

バルトークも速めだったかなあ。
フラジョレットがちょっと怪しいところがあったが、まあ細かいことは言うまい。

バッハは攻めた演奏だったと思う。途中ちょっとハラハラさせられたが、そういうことがあってもいいと思う。守りに入るには早すぎるからね。

ブラームスの3番は大好きな曲だ。
だからというわけでもないのだろうが、ライヴで聴く機会が多い。やや速めのテンポで一気に押していったという感じ。爽やかなブラームスだった。表現の振幅もなかなか大きい。

十分楽しめたコンサートだった。

二人とも髪が長くて姉妹みたいな感じだった。
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