鎌倉の梅、日本の夏

　風邪が治らぬ
　朝、ぼっとテレビを見ていたら姜尚中が福島を訪ねる映像が流れてきた。この人は自身と向き合うのも真剣だが、他者とも真摯に向き合う。
　それから1時間後、近所のお住まいのかたと道で偶然すれ違ったので、以前から訊いてみたかった質問をしてみた。
「ひょっとして姜尚中さんとご親戚でしょうか？」
　名字が同じなのである。
「遠い親戚です」
　そこで私は二重に驚いた。ひとつは当然のことながら同じ家柄であることだが、もうひとつは彼の話し方が姜尚中とあまりに似ているのである。
　つきあいがあるほどの関係じゃないそうだが、私が「日本で最も語彙力のあるのが姜尚中さんとキャンベル東大教授で、私はこのお二人を尊敬しているのです」と言うと、嬉しそうに笑った。
　実際、彼らの日本文学に対する造詣はすごいの一言に尽きる。毎回皮肉りたくなるが、お国を愛する右翼とネトウヨは、まず日本語と日本文学を（ゼロから）勉強したほうがいい。自分では気がついておられないのかもしれないが、日本のついての教養がなさ過ぎて、日本を語る資格などないのである。

　鎌倉極品生活Part.2、今日は梅干しを漬けた。鎌倉風致保存会が年に1度販売する梅と、お寺にお断りをした上で採った梅を併せた5キロだ。メイド・イン・鎌倉は嬉しい。
　今夜は「劇場版TRICK」があるので見てみよう。
　笑えないほどにばかばかしい内容ゆえに気に入っている。